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2013年8月 6日 (火)

美術アーカイブ:2001年(4) ドイツ陶芸の100年

「ドイツ陶芸の100年」(東京国立近代美術館 工芸館)の回想。副題は「アール・ヌーヴォーから現代作家まで」。

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この展覧会は内容的に充実していて楽しかったのだが、それ以上に注目すべきはチラシである。この刺激的な黄色、そして左上にさりげなく書かれた「シゲキがいっぱい***」というキャッチフレーズ。

お堅いはずの国立の美術館が、こんなにハメを外して大丈夫なのだろうか?と心配になってしまった。恐らく企画グループの中では侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が交わされたことだろうと推測した。

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それはともかく、展示内容は素晴らしかった。形状、色彩、質感などにおいてそれぞれの作品が実に個性にあふれていたから。

ヤン・ボンティエス・ファン・ベークの「筒形花器」は単純な形にまとまっているが、その色彩が実に渋くて美しい。写真で観ると肌触りは樹木のようだ。

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グスタフ・ヴァイダンツの「水差」はひよこのような形が愛らしく、素朴な色付けも好感が持てる。またこの形は内容積が大きそうで、実用価値もありそうである。

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そしてベアーテ・クーンの「水の華」(左)、「水生植物」(中央)、「水-有機体」(右)の三部作。これは八木一夫のアヴァンギャルド陶芸のようで楽しい。ほとんど乳白色一色の作品群だが、色彩の助力を伴わなくても充分変化に富んでいる。

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近代美術館(本館)から坂を上った甲斐があった。

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