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2013年7月24日 (水)

美術アーカイブ:2000年(23) ベッティナ・ランス写真展

「ベッティナ・ランス写真展 イエスの生涯」 (小田急美術館)の回想。

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「フランスの女性写真家が挑む現代の宗教画」という副題が、地味だが具体的に展覧会の内容を表している。新約聖書から約100のシーンを選び、無名のモデルを使って映像でそれぞれの場面を表現した作品群だ。

チラシには「最後の晩餐」という作品が採用されていた。キリスト教徒であってもなくても、これがどのような場面で、時代的にはいつ頃のことなのかはほとんどの人がイメージを持っているだろう。その先入観を抱いてこの作品を観ると、違和感を覚えるはずだ。

キリストらしき人物の周囲に集合している弟子らしき人物は13名ではなく12名だ。当時は存在しなかったはずのチェロが演奏されている。上のほうを見ると、当時は無かったのではないかと思われる四角いガラス窓がある。テーブルの下を見ると、キリストらしき人物はスニーカーを履いている。

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これは現代の風俗(服装、住居、楽器などを含む)で聖書の世界を追体験することを狙ったものであろう。独特なアイデアだ。

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半券には、チラシの表・裏に掲載されていない作品「新しいイブ」が刷られていた。チラシとの重複が無いという点で努力賞を贈りたい。

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