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2013年6月18日 (火)

「世界初」の条件

先に告知した「アトリエ・ラ・ヴィ Ⅱ 発表会」(リラホール:藤沢)が終わった。盛り沢山の内容で疲れたが、充実した時間は貴重だった。

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語りの人とコラボした「平家チェロ」は世界初の試みだと思っていた。ところが調べてみたら平家物語を語りとチェロ演奏で進める催しが過去に行われていたことがわかった。チェロは入間川正美。実は私はこの演奏家を知っており、演奏も聴いたことがあったのだ。ただ平家物語にかかわる活動をしていたとは知らなかった。

入間川正美は即興演奏を中心に活動している(と思う)。1度だけだが私が聴いた限りでは特殊奏法を織り交ぜた抽象的な音構成による即興だった。もし平家物語での演奏が入間川がよく弾く即興と同じなら、おおよそどんな音が出ていたのか推測できる。

それに対し今回の私の「平家チェロ」は次の2つの要素で成り立っている:
♪1. チェロの弦をギターのピックで弾き、琵琶のような音を出して合いの手を入れる。
♪2. 盛り上がる場面では、その状況にマッチした古今東西の名曲の一部を暗示的に弾く。例えば平家の美しい女性が登場する場面では「今様」、那須与一が登場する場面ではリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」という具合である。

上記の2つの要素を取り込んでの演奏という条件を設定すれば、世界初の試みになるのではないかと考えたのだ。後発で悔しいので、せめて特定の条件下で面目を保ちたいという負け犬の遠吠えかもしれないが(苦笑)。

それから念のために追加するが、入間川正美は私なんぞより遥かにチェロが上手である(再び苦笑)。

またチェロの弦をギターのピックで弾くというのは、弦を著しく痛める結果となる。(私の楽器と弦は大したものではないので、あまり気にしていないが)。ピアノに例えれば、内部奏法とかジョン・ケージが考案した「プリペアード・ピアノ」みたいなものだ。この点において、私の活動は邪道と言われても仕方ないと思っている(三たび苦笑)。

以上のような要因を含めて考えた場合、果たしてこの「条件付き世界初」を容認してくれる人はいるのかなあ・・・。

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