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2013年6月23日 (日)

美術アーカイブ:2000年(16) ウルフ・トロヅィッグ展

「ウルフ・トロヅィッグ展  北欧の風と鳥」(神奈川県立近代美術館)の回想。

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この画家は有名ではないので簡単な紹介を書いておこう。
♪スウェーデン生まれ。自国の美術学校で学ぶ。
♪パリに移り、美術界デビュー。同時に版画を学ぶ。
♪サン・パウロ・ビエンナーレにはスウェーデン代表で出品。

この展覧会では「会場案内」という冊子が配布されたが、これが小さいながら優れもの。会場どころか作風などに関して掘り下げた解説が書いてある。

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興味深かったのは、トロヅィックは鳥を好んで描いたが、それは実際の鳥の模写とは異なっていたという話。彼は最初は写生かもしれないが、それを必要に応じて画面上で修正を施し変化させたらしい。色彩に関しても同様とのこと。

このように自然を「再構成する」という点がある意味でキュビズムなどの方法に類似していて、それが大変興味深い。特異な地位を占める画家といえよう。

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なおチラシ、冊子、半券はそれぞれ異なる作品が採用されていた。細かい点だが、こういう配慮は展覧会の満足度を引き上げてくれる要因となる。

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