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2013年6月27日 (木)

美術アーカイブ:2000年(19) 荒木 経惟 展

荒木 経惟 展 ラブポートレイト」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト:新宿)の回想。

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アラーキーというと独特のエロティシズムが相場だが、この展覧会ではその固定観念を覆す作品に出会った。

チラシに採用された花の写真がそのうちの一つだ。これは何という作品であろうか。多くの花弁が絶妙なコンポジションを形成している。左上から右下にかけて対角線上を走る白い光もその構成感を強めている。花はすべて赤色に見えるが、よく観察すると一つ一つの花の色彩、形状、新鮮度に差異が見られる。

これは一つの花束ではなく、異なる場所で異なる環境に置かれた花を一輪づつ拾い集めて組み合わせたとまで思った(実際は違うかもしれないが)。

アラーキー作品の構成感とは私のなかでは大発見だったわけだが、チラシの右側を飾る女性の姿はなんと呪術的なのだろうか。

002


この作品ではエロティシズムよりシャーマニズムのような感覚が勝っているように感じられた。荒木 経惟の写真の奥深さ、恐るべし。

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