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2013年6月 2日 (日)

絹谷幸二展

「希望のイメージ 絹谷幸二展」(平塚市美術館)に行った。

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絹谷幸二が絵の中に文字を描き込む事について考えてみた。例えばチラシに採用された「銀嶺の女神」は首から顎にかけて「ららら」というひらがなが認められる。このような文字(ひらがな、漢字など)は他の作品のいくつかにも見られる。

漢字なら隣国の人でも読めるかもしれないが、ひらがなとなると日本人しか理解できない。するとその絵の中の文字は、日本人には具体的なイメージを喚起する一方、日本人以外に対しては単なる紋様のように見え、抽象的イメージしか湧き起こさない。

絵が日本人とそうでない鑑賞者で異なって見えるとなると、作品のグローバル化を阻害する要因になりそうだが、作家はそういう事を意識していない様子である。ただ単に自分自身の表現方法を貫き、文字をアルファベットにするなどという中途半端なことはしない。自分の力量に自信があるからだろうか。

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ユーモラスで楽しい作品が満載の展覧会だった。

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