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2013年6月14日 (金)

空想の建築

「空想の建築 -ピラネージから野又 穫へ- 展」(町田市国際版画美術館)に行った。

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展覧会のことは認識していたが、なかなか行く機会がなく時間が経過していた。おなじみF君が心配して連絡してきたので、背中を押された格好で会期終了の前々日に駆け込んだのだ。

私はこのテーマが大好きなので行って良かった。坂崎乙郎の「幻想の建築」(鹿島出版会SD選書)などを読んでいたので既知の情報もあり、過去に観た作品もあったが、新しい出会いと発見があったので有意義だった。

副題にもある通りこの展覧会の主軸作家の一人はジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージだ。私のハンドルネーム(ジョヴァンニ)と同じという親近感がある。しかもピラネージとの出会いは今から36年前(1977年)鎌倉で開催された「ピラネージ版画展」にまで遡る。そのアーカイブ記事は一昨年書いた。
http://giovannikki.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-31a4.html

一つ「あれっ?」と思ったことがある。上記の記事では「ローマとアゲル・ロマーヌスの墓所記念物の廃墟」という版画作品を紹介している(再掲)。

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上記の作品が、今回半券にも採用された作品「古代アッピア街道とアルデアティーナ街道の交差点」と同じなので名称を誤って書いたのかと思ったことだ。念のため購入した絵葉書にもそう書いてあった。

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しかし、実は上記の記事の記述は正しかったのだ。非常によく似た作品なので同一視しやすかった。よく見ると細部において若干の相異がある(あるいは刷り方に相違が見られる)。

もっとも過去の記事で紹介した作品は「ローマとアゲル・ロマーヌスの墓所記念物の廃墟」中扉というのが正確な記述なのだが、ご容赦いただきたい。いずれにしても、この作品の放つ幻想のオーラは凄まじい。

今回の展覧会では♪野又 穫の作品が面白かった。メイン会場に大きい作品が多数展示されていた他、別室では野又 穫のドローイングが作品集出版に合わせて展示されていた。

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他には♪阿部 浩のピラミッドに想を得た作品や、コイズミアヤの立体作品など多方面の作品を一堂に集めて展示していたので楽しかった。

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