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2013年6月20日 (木)

野中ユリ展

「野中ユリ展 美しい本とともに」(神奈川県立近代美術館 鎌倉別館)に行った。

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通常は本館を観てから別館というコースを辿るのだが、今回は本館に寄らず、最初から別館を目指した。本館では生誕100年の松田正平の個展が開催されていた。この巨匠の展覧会をパスしたのは大変失礼だと思ったが、私の趣味に適ったほうを優先させてもらった。

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野中ユリ展は幻想的な版画を観ることができるので大いに期待して行った。そして期待は裏切られなかった。「こういう感じの作品を観たいなあ」と願い、結果的にその通りになったのだから嬉しい。

野中ユリの作品はコラージュやデカルコマニーが多い。それも私の大好きなシュール寄りの作品が中心だから楽しい。一部の作品は明らかにマックス・エルンストの模倣だと思われた。しかしそれは野中ユリの芸術のレベルを低くするものではない。真似であっても、作品の完成度が高いのだ。

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そして野中ユリ独自の個性あふれる作品も多く存在する。アイデアと制作技術の両輪がうまくかみ合ったアーティストだと言えよう。

入場料250円でこれだけ楽しめる展覧会は有難い。会期も9月1日までと長い。特に幻想好みの方にお勧めします。

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