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2013年6月 7日 (金)

現展

「第69回 現展」(国立新美術館)に行った。かつての少年少女探検隊(略称KST)のメンバーから招待券をもらったのだ。ありがとうございました。

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会場に入ると、まず最初の部屋(第1室)で驚いた。見渡す限り抽象絵画が並んでいる。これは私のために企画されたようなものではないか。嬉しくて夢中になって観始めた。

このまま最後までいったら、現存するグループ展の中で最高の展覧会になるだろう。そのような期待をもって先に進んだら、さすがにそういうわけにはいかず、具象絵画が混ざり始めた。抽象好みの私だが、具象でもキュビズム、未来派、幻想、シュール、心象風景など愛するジャンルも結構ある。私の趣味に適う具象絵画も見つかった。しかし最初の部屋の抽象オンパレードの迫力は最高だった。

良かった作家・作品名を列挙する(作家名の五十音順。[ ]内はジャンル:記載ない場合は絵画)

♪磯部 陽子「遠い昔の記憶・街」
♪小泉 嘉彦「鼓動『詩』2013」
♪下垣内 岳「Look Post」
♪中村 智子「夕刻の魔B」及び「夕刻の魔C」
♪橋口 典美「2013-5の積層」
♪原  三男「曼荼羅Ⅱ」
♪舟橋 菊男「草花風図Ⅰ」及び「草花風図Ⅱ」[版画]
♪山本 康之「Flow2013(飛流暉)

上記の作家・作品ほどは強い印象ではなかったが、記録しておきたかった作家・作品名を列挙する:

♪秋本 康子「Lux」
♪安藤 昭海「田園の鏡」[写真]
♪飯塚 文子「Hakobune」
♪池田 雅広「dead rose」[デザイン]
♪池田 保久「磯風」[写真]
♪池田和四男「みどりの中に」
♪石川  進「虚飾-13」
♪石田 正明「過去の現在」
♪歌野かず子「天まで昇れ」[工芸]
♪大岩 和子「部屋の空気をかえて」
♪大垣 節子「水の記憶Ⅱ」[工芸]
♪岡垣  彰「渚のトルソー」[写真]
♪久保田晃二「浮遊する化石」
♪栗原五十八「春の旋律」
♪小泉 昌浩「無垢」[工芸]
♪こじまマオ「工業化生産における統一規格商品」[立体]
♪坂口 末美「孔雀の舞い」[写真]
♪佐野瀬梨奈「落下」[版画]
♪城 みどり「散華(さんげ)」
♪菅原  淳「パリの散歩道」
♪高木 叔子「再成」[工芸]
♪高木芙美子「忘れ得ぬ出来事」 
♪炬口 佳枝「共鳴」[工芸]
♪田端 聡美「Outburst」[工芸]
♪中畑 勝美「刻」
♪原田 秀憲「鼎立(ていりつ)」[立体]
♪福士 云子「幻想Ⅱ」[工芸]
♪松永 龍山「螺錨平文輪花幾何文刳鉢」[工芸]
♪宮崎 純子「寒中煖」[工芸]
♪村上 隆吾「スペイン ラマンチャ地方の屋根」[写真]
♪森   洋「春」
♪森本 萌子「群像」[写真]
♪山内 房江「夢月の雑談」[立体]
♪渡邊 聖春「夜の帷」[版画]

その他目を引いた作家・作品:

♪江波戸栄子「青」:ヴァザルリかジョセフ・アルバースに似ているように見えた。
♪大橋 慶子「化石の森」
♪荻野 幸子「赤を織る」:他の展覧会でも観た。
♪鎌田 りん「粒の記憶」
♪北向加奈子「セピアの時」:単なる鉢植えの花なのだが、縦縞のようなものが何となく「透明キュビズム」を想い出させてくれた。
♪木下 福代「なごみ」
♪高橋 孝雄「白い街」
♪永松 陽子「REMINISCENCE9」
♪浜本みつえ「数学と抽象」:いいタイトルだ。
♪藤枝クニコ「母心大悲(ぼしんだいひ)」:良かったのだが、色彩と人物像が田村能里子の作品に似ているように思えた。
♪沼田 ゆみ「白南風」

この展覧会は面白かった。次回もぜひ観に行きたい。かつての少年少女探検隊(KST)メンバーの招待券をくれた人にお願いしてみよう。

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