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2013年5月 5日 (日)

大久保泰明 プライベート・リサイタル

「大久保泰明 プライベート・リサイタル」(板橋区立文化会館小ホール)に行った。

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大久保泰明は首都大学の教授で、16世紀フランス語学と文学を専門としている(同大学ホームページ記載より)。今回のコンサートは大久保康明のテノールが中心だが、他に大久保藍(ソプラノ)、小池三夫(ピアノ、テノール)、梅澤直子、半田規子(ピアノ)も共演した。

興味をそそられたのはスペイン語による歌曲(3曲)だった。大久保自身は、これらの歌は土着的だという解説をしていた。ところがいざ歌うと、綺麗で洗練された歌曲のように聴こえた。これはなぜかと考えてみた。

その理由は、たぶん大久保がフランス語をよくする歌い手だからだろうと考えた。スペイン語の歌曲でも、フランス語的な歌い方を無意識的にしていたのではないか。それによってこれらの3曲が洗練されて聴こえた、というのが私の推測である。(間違っているかもしれないが)。

全体をとおして最も良いと思ったのはフォーレの「ひそやかに」。これには3つ理由がある。一つは大久保がフランス語の専門だからフランス歌曲を見事に歌うという事。もう一つは私がフォーレの作品を好んでいるからだ。

そして3番目の理由は作詞者が「あの」ヴェルレーヌだから。最も私はフランス語がわからないので、せっかくのヴェルレーヌの詩の美しさを理解できないのが残念だ。もし私がフランス語に長じていたら、今回の演奏はさらに掘り下げて味わうことができたであろう。

演奏者の方々、お疲れ様でした。

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コメント

 取り上げてくださり、どうもです。出演のテノール本人です。
 本人も En sourdine が最も良かったと思います。とはいえ、ご存じの理由で(声帯の腫れ)、声をかばっていたので声量不足で失礼しました。
 音楽的には良いので、動画サイトに投稿の可能性もあります。
 スペイン語のものは小生のお気に入りです。「土着的」と思いつきで言ったのは一面的だったかもしれませんが、どこか土の匂いがする感じはあり、風土が強くあらわれているのではないでしょうか。情熱と表裏をなす哀愁の濃さも魅力です。今後はモンポウなどやりたいな。

べるての~れ様、コメントありがとうございます。
私はモンポウのピアノ曲が大好きです。歌曲は聴いたことがないので、ぜひ演奏の機会を作ってください。

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