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2013年5月13日 (月)

プロムナードコンサート

第30回 プロムナードコンサート「音楽の花束」(オーシャンプロムナード湘南:藤沢市)でスタッフを担当した。演奏者は藤原歌劇団のソプラノ歌手・右近史江と彼女が率いる5名の演奏家である。そのメンバーには妻ジョアンナ(仮名)も加わっている。

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「オーシャンプロムナード湘南」は介護付き老人ホームである。老人ホームでのコンサートというと、私は今からちょうど10年前の2003年、神奈川県川崎市にある老人ホームで開催された「慰問コンサート」にチェロで出演した。

今思うと、この「慰問」という言葉には何か引っかかるものがある。高齢者はあまり動き回ることができず、寂しいだろうからコンサートを行って励ましてあげよう、という強者が弱者に対して恩着せがましく言う響きがあるのだ。

それに対して、今回のコンサートは様子がだいぶ異なっている。そもそもコンサートの基本的な企画は演奏者ではなく、老人ホーム側である。観客もホーム入居者より外来のお客様の方がむしろ多数だ。(今回の場合はおおよそ120名の観客中、入居者は40名、外来者は80名であった。)

つまり老人ホームが独自に一つのコンサートを企画し、たまたまそこに入居者も聴きに来ていたというような感じである。
(現実的には入居者優先だと思うが、コンセプト的には上記のようなことであると思う。)

内容的にも、ソプラノ、マリンバ、ヴァイオリン、ピアノが順列組合せで様々なアンサンブルを繰り広げ、多彩である。休憩時間には演奏者の一人の手作り菓子と飲み物までサービスされる。

老人ホームは放置すると地域社会で孤立しがちであると代表者が挨拶で述べておられた。今回のコンサートは、地域とのつながりを保つ良い機会であり、しかもそれが周囲の気遣いではなく、老人ホーム側から情報発信されたというところが先駆的である。

このような魅力あふれるコンサートなら、老人ホーム入居者が可愛そうだから訪問してあげよう、とは逆に、「あそこに行くと面白いコンサートが聴ける」という逆の求心力を持つというわけだ。

それが密度の高い地域交流を生む。このコンサートシリーズは意義深い企画だと思う。今後の継続発展に期待したい。

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コメント

小川智子さん、親しい友達!

原さん、横須賀でのコンサートを控えたお忙しい時期にコメントありがとうございました。
小川智子さんは妻やえこの従妹ですから、原さんと私は間接的につながっていたのですね。

「えええ、そうですか」ってまだ聞いたことないよね。

妻の旧姓ニックネームはヨハンナ(英語ジョアンナ)マグダレーナ・バッハです。苗字を日本語訳すると「小川」ですね。

パパゲーニョ、パパゲーニャ同様、ジョヴァンニ、ジョアンナですが一つ違う点があります。カタカナだと同じですが、ジョヴァンニの頭文字はG、ジョアンナはJなのです!

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