« 田村道子 -道草のアートⅢ- | トップページ | 藤沢市展 »

2013年5月30日 (木)

第一美術展

「第84回 第一美術展」(国立新美術館)に行った。読売新聞の招待券を使ったのだ。読売新聞さん、いつもありがとうございます。

206__001

私の主観に照らした場合、この展覧会には次の2つの特徴があると思った:

♪1.審査員の作品レベルは、一般会員のそれを大きく上回っている。

会場には会員の作品に混じって審査員ご本人たちの作品も展示されていた。そしてそれらの作品は、会員の作品よりほぼ例外なくレベルが高かったという意味である。

学校などに例えれば、先生のレベルは生徒よりはるかに高く、組織上の上下関係がそのまま技術上の上下関係に一致している。言い換えれば下剋上が無いことになる。

数多い会員の中には審査員を凌ぐ実力者がいてもよさそうなものだが、見当たらない。こういう状態で本当に良いのだろうか?と心配になった。

♪2.もし私が審査員だったら選んだであろう作品が、ほとんどそのまま受賞作品だった。

言い換えれば、審査員の判定と私の主観とが一致したことになる。私はアートの専門家ではないので、単に感覚的に選んでいるだけだが、たまたま専門家の選別結果と同じだったというわけだ。

これは不思議だ。私は具象より抽象を愛し、具象でも構成感が強くないと好まないというかなり偏った趣味の持ち主である。その私が「これはいい」と思った作品の多くが受賞作品ということは、審査員の趣味は私と似ているのか?そんな事はないと思う。

審査員の多くがたまたま構成に重点を置く人たちだったからであろうか?もしかするとそうかもしれないが、わからない。ちなみに他の公募展ではこんな事は決してなかった。私が選んだ作品が受賞作品と一致する確率は20~40%ぐらいが普通だから。

以上のように、ちょっと不思議な感じを抱かせる展覧会であった。

« 田村道子 -道草のアートⅢ- | トップページ | 藤沢市展 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163862/51843062

この記事へのトラックバック一覧です: 第一美術展:

« 田村道子 -道草のアートⅢ- | トップページ | 藤沢市展 »

最近のトラックバック