ベストセレクション 美術 2013
「ベストセレクション
美術 2013」(東京都美術館)に行った。
この展覧会は選ばれた27の主要美術公募団体が、それぞれの「顔」である主要作家の作品を競って展示する催しだ。従って、そこには自ずから競争意識のようなものが芽生える。各団体が競い。互いに刺激し合って芸術活動を高めていくのは良いことだと思う。
有力作家の作品となると、さすがに力がある。私は日頃抽象を好み具象には目がゆかないのだが、今回の展示中は写実画でも無視できないものが多かった。単なる風景画でも、色彩などに個性があり、独特の魅力を放っている作品が多かった。
彫刻のコーナーで異彩を放っていたのは、今回この展覧会に足を運ぶきっかけとなった岩崎幸之助の「太陰暦No.7」。幾何学的抽象だが、有機的な温かみがある。愛するブランクーシの作品に対する感想がそのままあてはまる。
この展覧会は毎年続けて観てゆきたい。
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