« 平本公男展 | トップページ | 第一美術展 »

2013年5月29日 (水)

田村道子 -道草のアートⅢ-

「田村道子 -道草のアートⅢ-」(ジネタ:藤沢)に行った。

002

ドラセナの葉を30枚ぐらいに細く分断し、糸状にして結び合わせてゆくのが田村の制作方法だ。基本的に素材は1種類、作業方法も1種類で、その繰り返しである。こう書いてしまうと、同じ形状と大きさの輪が沢山集まってミニマルなアートを形成しているかのように聞こえるだろう。

しかし実際には、糸状にしたドラセナの葉はその太さ、色彩が1本1本微妙に異なっている。また輪を作って結ぶ際、その輪の大きさもまちまちである。このように個々の部分では色彩と形状・サイズに差異がある。言い換えれば変化に富んでいる。

しかしそれらが多数集まってできた全体像を遠くから観ると、またもや均質性が頭をもたげてくる。田村の作品はこの繰り返しで鑑賞すると面白いと思った。

出来上がった作品は、分類すれば抽象の平面作品という事になると思うが、素材の持つ自然の手触りにより、「暖かい抽象」あるいは「有機的な抽象」という特色が浮き出ている。美しい作品を観ることができて良かった。

« 平本公男展 | トップページ | 第一美術展 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163862/51828168

この記事へのトラックバック一覧です: 田村道子 -道草のアートⅢ-:

« 平本公男展 | トップページ | 第一美術展 »

最近のトラックバック