創作日記:怒りの日―9
前回の日記(-8)で第1主題の形について迷ったと書いた。結局最初に思いついた形で冒頭の部分を作り始めた。しかしたちまち壁に突き当たった。いろいろこねくり回しても、どうもしっくりいかないのである。
困った挙句、とりあえず無難な形にしておいて、後日あらためて修正することにした。現在できている冒頭部分は次のようなものである。
最初バスパート(チェロ)が第1主題を提示し、4小節目でテノールパート(ヴィオラ)が応答する。5小節のチェロの「イ→ニ」の4度がドミナント→トニカの基本的な進行であり、素朴だが、力強い感じが出せたのではないかと思っている。「ニ」の音に若干アクセントを置くと良いかもしれない。
7小節目からアルトパート(第2ヴァイオリン)が主題を奏でるが、出だしはヴィオラと長2度の係留的なぶつかりがあり、流れてゆく感じを強調した。
全体的にバッハの「フーガの技法」に似てきてしまったが、これは仕方ないと思っている。むしろそう聴こえるなら本望だ、というぐらいに考えていないと、これから先を作れないかもしれない。
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