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2013年2月 1日 (金)

絵葉書の世界(15) 午前4時の宮殿

「絵葉書の世界」のシリーズは一昨年の5月に第14回目を数えたが、その後途絶えていた。この1週間、部屋の整理をしていて保管してあった絵葉書を「発掘」したので久しぶりに記事を書こうと思った。

ジャコメッティは、どちらかと言うとあまり好きなアーティストではない。細い人体表現がどうもしっくりこないのだ。ところがこの「午前4時の宮殿」は別格だ。私はなぜかこの作品だけは大好きで、他の記事でも時々引き合いに出している。

Img

細い木の棒を簡単な接着方法で組み立てた危うい構造だが、不思議と存在感がある。そしてそこに漂う何とも言えない詩情と奥行を感じさせる作品だ。

仮にジャコメッティが生涯でこの作品1点だけしか遺さなかったとしても、私はジャコメッティを尊敬するだろう。それぐらい素晴らしい作品だと惚れ込んでいる。以前、ニューヨークの近代美術館で実物を観たことがあり、それはそれで良かったのだが、この絵葉書だけでも私にとっては価値があるのだ。

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