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2012年12月 3日 (月)

「植物画に誘われて」展

『「植物画に誘われて」展』(岩崎ミュージアム:横浜)に行った。

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松本千鶴(植物画)、小野かつよ(シャドウボックス)、ながいまちこ他(パーチメントクラフト)の3人のアーティストによるコラボだ。

3人の作品はどれも素晴らしいが、案内葉書も一味違う。こんな楽しい案内葉書をもらったら、都合が悪くても無理やり都合をつけて行ってしまう。

♪松本千鶴(植物画)
心を平穏にしてくれる植物画で、この人以上の作家を私は知らない。

先日 石川美枝子のボタニカル・アート展を観て素晴らしいと思ったが、石川の作品は力強く、落ち込んでいたら「さあ、頑張りなさい!」と鼓舞されるようなタイプだった。

それに対して松本の作品は、静かに微笑みながら見守ってくれる感じがする。失敗しても、それを咎めず、次のチャンスを与えてくれる優しさとでも言おうか。清楚で美しい松本の植物画は今後も多くの人に愛され続けるだろう。

♪ながいまちこ 他(パーチメントクラフト)
一見レース編みのように見える作品が、実は紙を切ったり穴を穿ったりして作られていた。その細かいこと!小さな蝶が何羽か飛んでいる模様を含む作品があった。その蝶の模様1つ作るのに5時間かかるのだそうだ。気の遠くなりそうな作業だ。

そのような地道で困難な作業を続けることにより、このような素晴らしい作品が生み出されてゆくのだ。

♪小野かつよ(シャドウボックス)
絵を何枚も重ねて貼りあわせることにより、奥行き感を出したレリーフのような作品が並んでいた。

それらの中に松本の植物画を取り上げた作品もあった。今回のテーマ「植物画に誘われて」を実践したコラボ作品として印象に残った。

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案内葉書についてもう一つコメントがあった。3人の作家の在廊日が一覧表になっているのだ。限られた紙面の中にこのような表を載せるのは大変だと思うが、作家のファンは作家が在廊のときに会場に来たいものだから、有難い情報だ。この案内葉書は表も裏も優れていると思う

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