横須賀:芥川龍之介の文学碑
「自称青年散策隊」(略称JSS)には各ジャンルに達人を配備している。今回の横須賀行きに参加したメンバー10人の中に、こんなに達人がいるんだよ:
♪文学:「和装美女」
♪絵画:「華美人」
♪陶芸:「陶器かさばらんかダンディ」
♪建築:「キャップ酒美女」
♪器楽:「港のヨーコ」
♪声楽:「天才中年」
まだ達人はいるが、焦点を絞るためこの辺で割愛させて戴く。(他の達人さん、ごめんね。)
この記事の中心人物は文学に造詣が深い「和装美女」だ。JR横須賀駅から徒歩圏内にある芥川龍之介の文学碑を目指した。
文学碑に行くには2通りのコースがある。その1つは近道だが「新逸見隧道」というトンネルを通るので車の排気ガスをまともに浴びることになる。
もう1つは、いったん丘に上がり「西逸見第二陸橋」で国道の上を越え、再び坂を下る天城越えみたいなコースだ。
往きは排気ガスを避けて丘越えをしたが、体力を使うし時間もかかったので帰路はトンネルコースにした。
さて目指す芥川龍之介の文学碑は「吉倉公園」の中にある。
公園に入ると、いきなり銅像がお出迎え。えっ、これが芥川の石碑?
いやこれは蜜柑(みかん)を持った少女の像で、作者は森田綏子(やすこ)とか。なぜ蜜柑か?それはこの場所が芥川の短編「蜜柑」の舞台となったからだ。
公園の奥に芥川龍之介の文学碑があった。
なるほど「蜜柑」という題名でいわれが記されている。
石碑の裏側にも説明が彫られている。光線の具合で回りの景色が映り込んでいる。左側に見えるのは今回のツアーで大活躍の「キャップ酒美女」であろうか?
横須賀線が来た。「蜜柑」に描かれたみかんを投げるシーンはこの場所らしい。公園に海が迫っている。ここは埋め立て地だと聞いて納得。
公園に設置された動物の遊具に別れを告げ、JR横須賀駅への帰途につく。石碑を観ておいて良かった。
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