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2012年11月12日 (月)

美術アーカイブ:1998年(5) イタリア美術1945-1995

「イタリア美術1945-1995 見えるものと見えないもの」(東京都現代美術館)は展覧会の性格からして総華的だったが、これはいたしかたないであろう。

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真っ先に観たかったのは大好きな「未来派」。これに関しては巨匠2人が要望を満たしてくれた。まずはウンベルト・ボッチョーニの「自転車乗りのダイナミズム」。抑制された色彩も好感が持てる。

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次はジャコモ・バッラの「ダイナミックな発展+速度」。

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そして未来派と共に好きなのがキュビズム。ジーノ・セヴェリーニは「かぼちゃのある大きな静物」で「総合的キュビズム」を見せてくれた。

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次にいつも気になっている「静かな幻想」の2人。どちらも独特の雰囲気がある。まずはジョルジュ・モランディの「静物」。

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そしてカルロ・カッラの「日没後」。ちょっとキリコを想わせるたたずまいだ。

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有名どころもいた。キリコ、フォンターナらだ。フォンターナは絵画と立体の両方の展示があった。これといった作品に出会うことができなかった。

立体で最も主張が見られたのはアルナルド・ポモロードの「中央広場における回転体」だ。純粋抽象で、名称も具体的なイメージを想起させない地味な文言であり、好感度が高かった。

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総じて若干「パンチ力」に欠けた展覧会だった。集められた作品が代表作ではない「小物」が多かったせいだと思う。このような展覧会の場合は、多少取り扱う作家の人数が減っても、インパクトある作品を展示したほうが良いのではないかと思った。

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