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2012年10月23日 (火)

美術アーカイブ:1997年(2) ベルギー象徴主義の巨匠展

「ベルギー象徴主義の巨匠展」はヴラマンク展同様、大規模な展覧会で1996年の年末から翌1997年の5月まで巡回した。私は小田急百貨店(新宿)に行ったのだが、その他に秋田、栃木、茨城、高知の各地で開催された。

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美術において私が好む「抽象」と「幻想」という二本柱の一つ、幻想的な作品が観られるというので喜んで足を運んだ。

この展覧会から15年が経過しているわけだが、いま「ベルギー象徴主義」というと何を真っ先に想いだすだろうか。図録の表紙(上の写真)に採用された「オルフェの死」(♪ジャン・デルヴィル)はテーマは有名だが、知名度はクノップフに届かないだろう。

やはり人口に膾炙しているのは、♪フェルナン・クノップフだろう。「ヴェラーレンと共に―天使」などの神話的題材の作品が素晴らしい。

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「リジェイア」に至ると、クリムト描く妖艶な女性そっくりだ。

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♪フェリシアン・ロップスは幻想にユーモアのエッセンスを注入した興味深い作品を残してくれた。例えばこれは「漂着物」。ネーミングもいい。

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一人一人の作家当たりの展示点数はさほど多くなかったが、ベルギー象徴主義を俯瞰することができて有意義な展覧会だった。

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