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2012年10月21日 (日)

ポール・デルヴォー展

「ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅」(府中市美術館)に行った。F君が招待券をまわしてくれたのだ。F君いつもありがとう。

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この展覧会の特徴は、初期作品などを充実させ、後年デルヴォーが確立した夢幻的な世界に至る過程を辿るという点にある。副題「夢をめぐる旅」の「旅」がこの成長過程を象徴しているようだ。ここまでは良い。しかしチラシ・半券に書かれた「夢に、デルヴォー」というキャッチフレーズはいただけない。

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「夢に出る」と「デルヴォー」をかけた洒落であろうが、これは余計だったのではないか。なぜなら、デルヴォーは日本において既に高名であり、このようなキャッチフレーズで客寄せしなくてもデルヴォーのファンが足を運ぶであろうからだ。

そしてこのくだけたキャッチフレーズは、「デルヴォーのスタイル確立への過程を探る」という展覧会の内容・方向性と合致しない。実際の展覧会は、もっと地味で学究的な雰囲気であったから。

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こうなると、学芸員など展覧会の中味を企画・検討するチームと、チラシ作成など広告宣伝を担当するチームとの間の考えに整合性が無かったのではないか、とまで勘繰りたくなる。そんな事は無いと思うが。

内容的には、地道に検討して構成されたものだと思うから満足している。批判めいたことを言いたかったのは「夢に、デルヴォー」とう文言に対してだけである。誤解があるといけないので補足しておく。

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コメント

ジョヴァンニッキさん こんにちは

ちょっと古い記事のコメントですが、小生もこの展覧会行っていました。

確かに、あのコピーはいかがなものかでしたよね。

ただ、講演の中で、井出館長は、「この惹き句で少しでもお客さんが関心をもっていただければよい」みたいなことを言ってましたが。

そうじゃないだろ、って思いましたが。笑。

デルヴォーは昔からのファンなので、年代的な構成はともかく、いわゆるところのデルヴォー作品の魅力という点では、いまひとつの作品群だったなという感想でした。

太陽がいっぱい

太陽がいっぱいさん、コメントありがとうございました。グオヤジギャグ的なコメントを攻撃するという点で一致してしまいましたね。
他人に対する中傷などは慎まなければいけないと思います。しかしこのコピーはいかがなものか。私は理由を付けてこのコピーはいただけないと書きました。
まあそれはともかくとして、今後もよろしくお願いいたします。

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