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2012年8月15日 (水)

軽井沢千住博美術館

軽井沢千住博美術館に行った。

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千住博といえば、今年の5月に成城さくらさくギャラリーで開催された「三條弘敬と5人の画家たち展」の記憶がまだ鮮明だ。千住博は有能な画家だと思うから、三條弘敬がいなかったとしても、それなりの地位を築いたことだろう。しかし三條の献身的なバックアップにより、千住は独力で切り拓いた場合の何倍もの大きさに成長したのだと思う。

この美術館は建築家・西沢立衛の設計だという。展示会場が斜面になっているところはグッゲンハイム美術館と似ているが、グッゲンハイムが計算し尽くされた幾何学的形状に基づいているのに対し、この軽井沢千住博美術館は土地の傾斜を自然そのままに取り入れて建物を載せたという感が強い。無機的に対し有機的という言葉が当てはまるだろうか。

なだらかな傾斜を持つ床を歩きながら千住の作品を鑑賞するのもまたオツなものだ。そして内容的には今や定番となってしまったウォーターフォールだけでなく、「星のふる夜に」など他のタイプの作品群も豊富に展示されているのが楽しい。

さらに展示会場からガラスの壁越しに観葉植物が見え、それが芸術作品に匹敵するぐらいに洗練された景色となっているところもポイントだ。この美術館は軽井沢を訪れた人にある種の清涼剤を提供してくれるような場だと感じた。

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