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2012年7月15日 (日)

THREE ARTISTS in ONE FAMILY

「THREE ARTISTS in ONE FAMILY」(湘南画廊:藤沢)に行った。彫刻家・熊坂兌子とお父さんの熊坂 満、そしてご主人のサール・シュワルツの3人の作品が一堂に会した展覧会だ。

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私は熊坂兌子のファンで、2年前目黒の現代彫刻美術館で開催された個展にも行って石の彫刻作品の多くを観ていた。地元では、藤沢市民会館の前庭にある「平和の像」、かながわ女性センターの中庭にある「自由の翼」は何回も観ている。

そして今回の展覧会で初めてお父様の熊坂 満の作品を観た。面白かったのは、満・兌子父娘が互いに相手を描いた作品が「対峙」するように並べて架けられていたことだ。娘が描く父親は威厳がありそうな具象画。一方、父親描く娘は半ば抽象化された色面構成のような感じ。満は熊谷守一に師事したので師の影響があるようだった。

サールに関しては、その作品の素晴らしさもさることながら、考え方に共感が持てた。それは、既成の考え方に惑わされず、自分自身の考えに従うという点だ。これは単純な「反体制」ではないと思う。体制の方向性が自分の考えと一致しているなら「体制寄り」でいいのかもしれないし、体制が自分とは異なる方向にあるなら「反体制」になるだろう。あくまで自分自身の思考を重んじるという点が重要だ。

加えて、サールの柔軟な創造力にも驚いた。来日して、それまで得意としていた作り方を支える素材が入手困難になった時期があったらしい。するとサールは、近所の工場を活用し、自身初めてアルミニウム素材を用いて創作を始めたということだ。そのアルミニウム作品もこの展覧会で観ることができた。

なお地元ネタで恐縮だが、「長久保公園」にあるステンレスのモニュメントはサールの作品である。勉強不足で私はそのことを知らなかった。

会期は7月26日(木)まで(火曜休み)。熊坂ファンは必見です。

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