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2012年7月 1日 (日)

檜垣文乃展

「檜垣文乃展 とりのめより」(ギャラリーCN:藤沢)へ行った。

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会場には次の3種類の作品群が展示されていた:

♪1.ドローイング
わーうまい!と賛美したくなるような、達者な筆捌きの作品が並んでいた。

♪2.彫刻
多数の小さな人物像がグループに分けて並べてあった。それらは低い台の上に置かれていたので、上から見下ろすようにして鑑賞した。これは「とりのめより」というメインテーマ通り、上空から鳥瞰したようなアングルとなっていたわけだ。
それぞれのグループには物語性が感じられた。そして作家が人物の配置を変えると、それに追随してストーリーも変わるのが面白かった。

♪3.絵画
彫刻同様、人物群像が描かれていた。渋谷、原宿、立川などの都市別に作品が作られており、それぞれの街の特色が反映されていて興味深かった。

一つ思ったことがある。1.のドローイングは、今回のテーマ「とりのめより」の趣旨からは外れている。ではこれらの作品の展示は不要だったのだろうか?

私のような素人は今回展示された街の人物群像みたいな作品を前にすると、一瞬たじろぐ。描き方が素朴に見えるからだ。

そのような懸念に対して「描いたのは充分な力量を持った作家さんなのですよ」ということを鑑賞者に知らしめるにはどうしたらよいか?これは簡単である。今回展示されたドローイングのような、技術的に見て「上手」な作品を併せて展示すればよい。

そう考えると、ドローイングの展示は作家に対する尊敬の念を素人に持たせる意味があるから必要だったのだろう。

そんな考えでもう一度都市の人物群像を観た。作家本人が一人一人の人物をどう描いたのか説明してくれた。墨を置いて、乾かないうちに紙で作った「こより」でスーっと手足の線を引き・・・そんなような手法だった。大変な作業だ。素人はそういう深いところがわからないのだ。

以上のようなことをあれこれ考えたが、結論として、アートは面白く・楽しく鑑賞すればいい、とあらためて思った。今後もそれを原点として鑑賞を続けたい。

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