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2012年7月16日 (月)

解脱上人 貞慶

「御遠忌800年記念特別展 解脱上人 貞慶(じょうけい)」(神奈川県立 金沢文庫)に行った。「鎌倉仏教の本流」、「南都ゆかりの名宝、一堂に」という副題が付けられていた。

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このジャンルに造詣が深い友人マー君(仮名)から招待券をもらったのだ。マー君ありがとう。でも私は仏像をはじめとする仏教美術に疎く、あまり好きではない。マー君もその事は感づいていたはずだが、それでも券を調達してくれたのは、私にこの道への眼を開かせ、仲間に引き入れようという目的があったらしい。

そういえば即興の相方テツさんも仏像マニアだから、私が仏教美術に開眼すると彼らとのつきあいがより濃密になるかもしれない。

家を出発するとき息子にチラシを見せたら、「こういうのは嫌いじゃなかったの?」と言われた。子供は親のことをよく観ているものだ。

そして会場へ到着。ちょうどその時、館内の案内ツアーが始まっていた。最初は聴いていたが、そのうち内容がわからなくなり断念。パスして一人で先の展示に向かった。

興福寺と海住山寺の2つの寺が所蔵している「解脱上人像」が並べて展示してあった。そして描かれた貞慶の表情はそっくりだった。後で案内ツアーが追いついてきて、これらの似た絵画について「片方をお手本にしてもう片方の絵が描かれたのではないか」と説明していた。なるほど。

絵の中の上人は口を(大げさに言えば)ひょっとこのようにすぼめ、目を細めている。庶民的な表情であり、とても偉いお坊さんに見えない。そのような謙虚さが貞慶の美徳なのであろうか?今回の展覧会で学習したことが一つ出来て良かった。そうでないと券をくれたマー君に顔向けできない。

また文献・書簡の類は、文字はほとんど読めなかったが、興味が持てた。文字の持つ一種独特の雰囲気を私は好むのだ。そういえばこの金沢文庫は日本最古の図書館ではないか。面白い古書が沢山あって当然だ。

また絵画では曼荼羅が面白かった。年月を経て色が剥げていたが、そのほうがかえって往年のきらびやかな美しさを想像し、耽美な世界に浸ることができる。

仏像はどうもいけない。どう観たら良いかわからないのだ。興味を持とう、持とうと頑張ると、かえって遠くに逃げて行ってしまう。次回仏像を観る時にはマ―君あるいはテツさんの解説を聞きながらにしたい。一人で取り組むのは非常に困難だ。

展覧会を観終わって隣の称名寺へ。池で鯉、亀、鴨が一緒に仲良く泳いでいたのが印象的だった。「八角堂」があるというので向かったら急階段できつかった。

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