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2012年6月 5日 (火)

藤沢市展:書道

先週に引き続き「第62回 藤沢市展」(藤沢市民ギャラリー)に行き今週から始まった「書道」展示を観た。

私は書道には馴染みが薄い。娘が習字のお稽古に通い、その成長を見て楽しんでいたぐらいだ。専門的なことはわからないので、印象だけを記しておこう。会員も一般展示者も関係なく、また受賞の有無も関係なく作家名の五十音順に並べた。

♪相原稀美「過香積寺」
文字の大きさや方向が一見バラバラだが、そこに音楽的リズムが感じられた。そのリズムは淀みなく流れるというよりは、あちこち引っ掛かり、止まりそうになりながら進んでゆく感じで面白かった。

♪宇佐美美泉「春望」
文字の集合体が全体として楕円形を形成していて視覚的・造形的な面白さがあった。

♪岡田珠美「炎」
絵画のような下地に台形の色紙が置かれ、その中に文字を書くという凝った構成が面白かった。

♪岡本春聱「山花開」
素敵だった。今回の展示で最も感じが良かった。

♪黒田清耳「五峰黛色消晴雪 萬木靈暉散晩霞」
太くて横長の文字が個性的だった。

♪小松公子「ほのぼのと」
文字が薄くて細く、余白が多く、消え入るような感じ。ここまで枯れると、逆にある種の力を感じるから不思議だ。

♪竹内煌圃「春夜洛城聞笛」
遠くから眺めると山水画のようだった。

♪辻本敦美「いのち」
全体が傾いてギリギリのところでバランスを取っている形が興味深かった。

♪春山典代「題二松汀驛一」
字のくずし方の妙味が感じられた。

♪氷見晃泉「良寛之詩」
布のコラージュを伴ったところが造形的で素敵だった。

♪福島梨翠「山河」
絵画的で気になる作品だった。

♪前川弥生「游魚動緑茗荷」
大きな象形文字を互いに距離を置いて配置した面白い造形だった。

♪前田直美「七言二句」
絵画的な書き方に個性を感じた。

♪森田包江「送桂州厳太夫」
くるっと回ったような字のくずし方が軽妙に感じられた。

♪山本由紀恵「般若心経」
升目に一つづつかっちり書かれた文字の一つ一つが絵画的で面白かった。

今回の展覧会では書道の多面性を感じ、そういう意味で収穫があった。

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