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2012年6月24日 (日)

エルンスト展

「マックス・エルンスト フィギュアxスケープ 時代を超える像景」(横浜美術館)に行った。

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エルンストというとすぐ思い出すのは、霊性を帯びたような「森と太陽」、「博物誌」の異様な風景、「百頭女」や「カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢」の不条理な世界、音楽のイデーフィクスのような「ロプロプ」の連作などの良く知られた作品群だ。

今回の展覧会でも定番作品に出会うことができたが、これまで馴染みがなかった書物に付随するエッチング作品に興味深いものが多かった。

♪「ヘルダーリン詩集」のための挿絵
上品な抽象作品というたたずまいが良かった。

♪「マクシミリアーナ、あるいは天文学の非合法的行使」
遠くから見ると東洋風の感じがあり、和歌に絵を添えたような作品に見えた。構成が見事で、楽しい作品群だ。これまで知らないエルンストの側面がわかった感じがした。

なおチラシの表には「ユークリッド」が採用されていたが、これはどうだったのだろうか?今回は定番絵画から離れ、あまり紹介されてこなかった作品を披露するということが主眼であるように思えた。もしそうであるなら、先に書いた「ヘルダーリン詩集」のための挿絵などを思い切って全面に出したほうが趣旨に相応しいのではないだろうか。

今回は「チラシ評論家」を演じてしまった。

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