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2012年4月13日 (金)

豊島 尚 展

「豊島 尚(たかし)展」(GALLERY CN:藤沢)に行った。

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展示されていた過去作品のポートフォリオを開いてみた。写実的な絵がある。わーうまい。そのままスーパーリアリズムに進むことも出来るんではなかろうか。

そして案内葉書に採用された光ある建造物の絵。この描き方に独自のシステムを見出したが、パターン化を避けて作風を転じる。

はじけるような抽象画。モノクロームなのに、変化に富んでいる。爆発のように激しいと共に、冷たい構成物としても鑑賞できる。素晴らしい。

抽象を経て道化師の顔へ。駆けつけた画家仲間はこの具象絵画に抽象を感じたという。私はその感性がなく、単にピエロの顔だけが印象に残る。そして一つのホラー小説を思い出す。

トマス・リゴッティ著「ハーレクインの最後の祝祭」(「ラヴクラフトの世界」:S.D.アニオロフスキ編、大瀧啓裕訳・青心社刊)なのだが、なぜこのような渋いホラーを思い出したのかわからない。この絵が表面的な印象だけに留まらず、いろいろ考えさせる側面があるからかもしれない。

今後の豊島 尚の活躍が楽しみだ。

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