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2012年3月 4日 (日)

美術アーカイブ:1981年(7)ドラン展

「色彩と形態の歓喜 フォービズムの巨匠 ドラン展」(日本橋高島屋)の回想。

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ここしばらく「半券の復権」を中断しているが、この展覧会の半券は珍しく裏面に解説が刷られている。そこには「ドランのわが国での初めての回顧展」と書かれていた。以外と遅かったんだな。

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当時の読売新聞(夕刊)の記事には「”自由人”ドラン」いう見出しで興味深いことが書かれている。

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まず(ドランの)「さまざまなスタイルの作品をみていると」という書き出しで「・・・イズムで切りとらねば気がすまないらしい日本の美術館が狭く見えてくる」と続いている。これはドランの作品が型にはまったものではないという事をうたっている。

さらに「ドランといえばフォービズムの代表的作家とされる」として、フォービズムという枠の中におさまりきらないドランの裾野の広がりを述べている。

例えば「モントルイユ・シュル・メールの小川」という作品は、ドラン作と知らなければキュビズムを準備したセザンヌの作品だと思ってしまいそうだ。

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そのような自由な広がりはとても好感が持てる。まさに枠にはまらない画家だ。

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