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2012年3月27日 (火)

美術アーカイブ:1984年(1)題材を中国に

ハワイにおけるペン画熱は続く。1984年に入ると中国の故事などに題材を求めるようになった。そのきっかけは、工芸家の祖父がお弟子さん(S氏)に出した絵葉書をS氏に見せてもらったことから始まる。

しかし私の記憶する限りS氏とハワイで会ったことは無い。絵葉書をいつどこで見たのかに関しては謎に包まれている。しかもその題目が曖昧で、私自身も正確に思い出せないという状況なのだ。

♪南山・・・?

Photo

これがその絵葉書から着想を得たペン画だ。漢字を図案化したものが真ん中にあり、南山・・・と読める。しかしその正確な言葉がわからない。その両側にシャンパングラスを持った人物が二人いて乾杯をしているようだ。この図柄からして何かおめでたい事があったのでそれを祝っているようだ。でもそれは何なのか?謎が多い絵だ。

♪寒山拾得

Photo_2

上の絵に比べるとこれは明快である。「寒山拾得」の二人は有名な脱俗的な人物だ。祖父が好んで色紙に描いていたのを幼い頃から見ていた私は、無意識にこのテーマを好むようになったのだろう。

寒山は経文を持ち、拾得は箒を持つのが習わしなので私もそれに従った。ルールにあまりにも素直に遵守したので、絵に伸びやかさが欠けてしまったようだ。反省。

♪呉越同舟

Photo_4 

これも有名な故事だ。絵の出来はイマイチだが、この年にこのような題材を好んでいたという記録として大事に保管しておいたものだ。

ハワイという土地で古い時代の中国を思い起こすのもなかなか興味深い体験だった。

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