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2012年2月26日 (日)

美術アーカイブ:1980年(11)現代彫刻の歩み展

「開館5周年記念 現代彫刻の歩み展 -41人の作家による戦後彫刻の足跡-」(神奈川県立県民ホール・ギャラリー)は私の抽象彫刻愛好の原点となった展覧会だ。

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チラシの裏に並べられた出品作家リストを眺めると、敬愛する作家の名前が沢山見つかって嬉しくなる。

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その後、それらの作家の作品を各地で観た。その思い出を書き並べてみよう:

♪飯田善国:1997年に鎌倉で個展を観た。
♪木村賢太郎:2009年、千葉市美術館の庭でいくつか作品を観た。
♪清水九兵衛:初めて観たのがいつか思い出せない。目黒の雅叙園でも観たし、府中に住んでいた頃は総合体育館で「MAIKAZURA」を何回も拝んだ。2008年、横須賀美術館の入口ロビーでも観たな。
♪小清水漸:木を使った彫刻の展覧会で観た記憶があるが、どの展覧会か忘れた。
♪佐藤忠良:先日彫刻家の岩崎幸之助と話した際、一見何でもない具象作品に見えるが、その背後にすごいものが流れている、というような事を聞いた。私の鑑賞眼ではそこまで味わうことができない。2009年7月、「府中市郷土の森博物館」では「裸のリン」を観たが、確かに巨匠のオーラを放っていた。
♪篠原有司男:強烈でけばけばしい作品はあまり好きにはなれないのだが、2005年9月、神奈川県立近代美術館での個展でボクシング絵画を観た後購入した絵葉書は、イメージに反してとても清楚に見えて驚いた。
♪新宮 晋(すすむ):既に高名だが、見逃すことができない作家だと思う。
♪関根伸夫:2008年、川越祭りを観に行った際、街中を歩き回って屋外彫刻を観た。その際「札の辻ポケットパーク」で「札の辻モニュメント」という作品に出会った。また川越高校の正門に据えられた球形の作品は、最初は堀内正和かと思ったのだが、関根伸夫の作品だったことがわかった。2011年6月には、宇都宮美術館の庭で「空相-円錐」を観た。
♪辻 晋堂:2011年3月、神奈川県立近代美術館・鎌倉で個展を観た。「寒山」と「拾得」が対峙するように展示されたコーナーは思い出深かった。
♪中西夏之:「ハイ・レッド・センター」のメンバー中、高松次郎と赤瀬川原平は大好きなのだが、この中西夏之だけは印象が薄い。2008年、渋谷の松涛美術館で個展を観たが、その時のブログにも同じような事を書いた。背後にあるコンセプトが難しすぎるのではないか、というのが私なりの結論だった。
♪向井良吉:2009年7月「府中の森公園」で「7月(七夕)の樹」を観た。これはどう見ても「怪物」に見えるなあ。でも面白い。
♪八木一夫:アヴァンギャルドな陶芸作家として愛好している。この展覧会でも陶土による作品が出品されていた。陶芸・彫刻のどちらのジャンルにも属さない独特の作風だ。以上の他にも巨匠が名を連ねていた:
♪保田春彦:2009年7月「府中の森公園」で「球を囲う幕舎」を、そして2011年6月、宇都宮美術館の庭で「ある街の片隅ー・忘れられた祠(ほこら)」を観た。
♪山口勝弘:2006年、神奈川県立近代美術館で個展を観た。「実験工房」の熱気がそのまま伝わってくるようで嬉しかった。

このように、一つの展覧会を起点とし、出品した様々な作家をフォローしてゆくというのは誠に楽しいことだ。

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