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2012年2月19日 (日)

美術アーカイブ:1980年(6) ヴラマンク展

「フォーヴの巨匠 ヴラマンク展」(ギャルリーためなが)は充実していた。

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当時の私は、今のような抽象偏愛ではなく、具象も好んでいた。しかし具象といっても、シュールレアリスムや幻想絵画などが中心で、静物画・風景画・人物画などは面白いと思わなかった。

そのような状況でこの展覧会を観て驚いた。風景画でもこんなにインパクトがある作品があるんだなあと。当時私は佐伯祐三がヴラマンクを訪ねた際「このアカデミズム!」と一喝された逸話を知らなかった。今思い返すと、さすがヴラマンク、それだけの力量はあるなあと納得できる。

ヴラマンクとの係りといえば、母が生前、ヴラマンク作と思われる素描を持っていた。しかし私はその作品をさほど気に入らず、手放してしまった。専門的には素描は味わい深く鑑賞に耐えるものだろうと思う。しかし素人の私にとっては、特に荒々しい色調のヴラマンクの場合は、彩色された作品でないと「らしさ」が感じられなかったのだ。「もったいない、一言連絡くれたら」という方がもしおられたら大変申し訳ないが。

というわけで最近ヴラマンクを観る機会があまりなかったが、昨年 成城さくらさくギャラリーで冬の景色を描いた作品を観ることができた。久しぶりに観た本物のヴラマンクは、やはり迫力があった。

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