牧岡 良 個展
「牧岡 良 個展 2012 message」(art truth:横浜)に行った。
案内はがきを見て、かわいらしい猫をほのぼのと描くだけなのかな、と大変失礼なことを考えてしまった。しかし実際に個展に足を運んで作品を観たら驚いた。上手い・下手で言えばもちろん上手いのだが、そういう次元ではなく、作品に強いオーラが感じられたのだ。
特に「張子」という張子の虎の絵が気に入った。縦に沢山の細い線が走っている。それをバックにした虎の線描が何とも味わい深い。
またこの作家は仲のいい作家に額縁を作ってもらったという。珍しいのは御影石の額縁。重そうだが、不思議と作品にマッチしている。その他に木枠の額もあった。
そして面白いのは作家自身が作った額縁。出来合いの額縁をいくつか試してもフィットするものがないので、仕方なく自作したとか。昇天する龍を描いたものだが、さすがにぴったり合っていた。
さらに興味深いのは、作家自身が作った額縁を作品にあてがったら、作品の中に違和感のある部分があり、作品のほうを修正したという話だ。作品を安易な妥協で生み出さないという、作家の真摯な態度が感じられた。
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