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2012年1月30日 (月)

第2回 藤沢音楽祭

2012年1月29日(日)
「第2回 藤沢音楽祭 のぞいてみませんか すてきな音楽の万華鏡」(藤沢市民会館)の午後の部(大ホール)に行った。

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「10代の若きヴァイオリニスト、渾身のブルッフ」では高校生のソリスト 野尻弥史矢(みしや)がブルッフのヴァイオリン協奏曲を弾いた。オーディションに満場一致で合格しただけあって堂々たる演奏だった。

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今後の「藤沢音楽祭」へ希望だが、藤沢市出身の若手作曲家の意欲作を初演する、等の企画を立てて欲しいと思う。

2012年1月22日 (日)

佐藤和彦 冬の器展

2012年1月21日(土)
「佐藤和彦 冬の器展」(クラフトショップ俊:茅ヶ崎)の初日に行き、レセプションに参加して佐藤和彦氏自身のギターによるミニコンサートを聴いた。この個展では、五感を総動員して楽しむという至高の喜びを味わうことができた。

♪まずは視覚。陶芸作品を観て楽しんだ。

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♪そして触覚。作品に触り、その表面の感触を確かめた。釉薬の違いなのであろうか、すべすべした作品や、ざらざらした作品など様々な陶芸作品があった。

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♪次は聴覚。佐藤和彦のギター独奏を聴いた。芸大のギター部所属だったそうで、その腕前は陶芸家の片手間仕事とは思えないほどだった。定番の「禁じられた遊び」から始まり、ヴィラ=ロボスの前奏曲第1番を含む数曲が演奏され、喝采を浴びた。

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♪そして嗅覚。佐藤和彦作品の鍋で調理された料理のおいしそうな香り。

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♪最後に味覚。その料理やワインを味わい、レセプションも最高潮に。私も紅白のワインですっかりいい気分に。

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こんな贅沢なひとときを過ごすことが出来て幸せだった。そして前日の成城さくらさくギャラリーでのオープニングレセプションと連日の楽しみになり、この週末は本当に充実していた。

2012年1月20日 (金)

よつい展

「よつい展」(成城さくらさくギャラリー)の初日に行き、レセプションに参加した。

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「よつい」とは四ツ辻を意味する。4人の若手アーティストが集い、それぞれの個性を披露するという、いかにも楽しそうな展覧会だ。そして、その通りとても楽しいひとときを過ごせた。

4人それぞれの作品から受けた印象を書いてみる。私は専門的なことはわからないので、形容詞を並べただけになるが、ご容赦いただきたい。(作家の名前の五十音順)

♪阿部友子
 在廊。単なる写実ではなく、花に対する思いを込めて描いたような感じの作品。描かれた花は動かないが、何というか、花のオーラが観る人に向かって飛んでくるイメージ。
♪荒木享子
 和と洋の中間的な絵画。でも折衷的ではなく、独自の静かな世界があると思った。くどいところが無く、色彩も抑制が効いていて好感度大。
♪市川裕司
 在廊。アクリル板に岩絵具で描くという一見ミスマッチな技を用いた作品。抽象だが、有機的で生命を感じた。直感とコンセプチュアルな面の両方のバランスがある感じ。
♪船橋功宜
 日本画の修復技術も併せ持った画家。よく見ると様々な色を使っているのに、全体として観ると、まるでモノクロームのようなすっきりした感じの絵画。

こんなに楽しい時間を得られて嬉しかったのだが、逆に私から作家へGiveするものは何もなかったので申し訳ない気持がした。作品でも購入できればベストなんだろうけど、先立つものが必要だし(苦笑)。

しいて言えば、素人の観客は作品をどのように観て、どのような印象を抱くか、という事を作家に伝える一種のモニターのような役回りにまわればいいのかな、と考えた。そしてなるべくそれを実践するよう心がけた。作家に有益であったかどうかはわからないが・・・。

2012年1月19日 (木)

日本の音楽展 XXXIV

2012年1月19日(水)
「日本の音楽展 XXXIV」横浜特別公演(横浜みなとみらいホール 小ホール)に行った。

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このコンサートに行った動機は、妻ジョアンナ(仮名)が出演したからだが、実はそれ以外にも理由があった。それは後で壊れるのだが・・・。

私は最初この「日本の音楽展」という名称を見て「日本の現代音楽展」と読み換えた。そして本邦初演を含む現代曲がずらっと並んでいる様を想像し、楽しそうだと思い込んでしまったのだ。偶然だが最初の曲は尾形久美の「2本のフルートとピアノのために」だった。予想通りの現代曲だ。次は三善晃の「海の日記帳」。これはスタイル的にはもはや現代曲とは呼びにくいが、まあよし。

ところが3曲目で有名な「宵待草」がたからかに歌われたものだから一瞬あれっ?と思った。これはいくら何でも現代曲ではないだろう。そこでようやくコンサート名称を誤解していたことに気がついた。そうか、このコンサートは日本の楽曲を新旧とりまぜて演奏する催しだったのか(苦笑)。

普通私は新旧の曲が入り混じったコンサートの場合、定番の古典だと眠くなり、未知の現代曲だと真剣に聴く癖がある。ただ今回のようにジョアンナが演奏する場合は別だ。

またこの演奏会はもう一つ特記すべき特質があった。それは主宰の熊谷弘氏の言葉によると、出演者自らが演奏したい曲を選ぶという点だ。それは演奏家のモチベーションを高めるだろうし、それによって演奏の質が向上すれば聴衆にとってもプラスになるはずである。そのような側面を頭の片隅に置いて聴いてみるのもまた一興かと思った。

そのようにして全体をじっくり聴いてみた。私は演奏の巧拙についてはわからないが、先に書いた理由により出演者のヤル気も大きかったであろうから、レベルの高い演奏だったのだろうと思う。

作曲については、♪岩村充起のピアノ独奏曲「音のエッセイⅡ」、「音のエッセイⅢ」が私にとっては充実した内容に思えた。単純なモチーフを順次展開してゆく様はベートーヴェンの作曲スタイルを想起させたし、ポリフォニックなからみも随所に配置されていた。和声の面ではフランス近代的な響きが見られた。以上のどの点に関しても私の好みを満たしてくれた。

♪吉松隆は著作を読んでいたが、作品は一つも聴いたことが無かったので興味があった。しかし作品の内容は私としては気に入らなかった。それは、西洋古典音楽やジャズなどの要素を折衷的に織り交ぜ、ミニマルの味付けを加えて作るスタイルだという理由による。このような作風は私の趣味に合わないからだ。

♪高田三郎は既に高名であり、妻たちによる合唱曲の演奏も多々聴いていたので馴染み深い作曲家だ。今回演奏された歌曲集「パリ旅情」は古典的な作風の域を出ない平板な作りの曲も見られたが、時折モダンな響きが聴こえ、やはりこの作曲家は活躍した当時としては先端を行っていたのだなと想像した。

♪三善晃は大好きな作曲家だ。また今回演奏された子供のためのピアノ曲集「海の日記帳」はジョアンナがハワイのサロンみたいなところで「海のアラベスク」を演奏したこともあり親近感が強かった。逆に私としてはもっと知名度の低い曲を聴く機会が欲しかった。しかし先に述べたように、今回のコンサートは演奏者が自分で好きな曲を選ぶのだから、その意図に逆らってはいけないとも思った。

以上のように、作曲家と作品、そして選曲に関しては少し屈折した感想を書いてしまった。でも、演奏者の意気込みと苦労を感じるコンサートだった。お疲れ様でした。

2012年1月15日 (日)

スビトラーナ・タルロワ個展

「スビトラーナ・タルロワ個展」(ギャラリ-T:片瀬海岸)に行った。モデルとして起用されたレニングラード国立バレエの二人のバレリーナが人文字のような形態を作り、それを撮影した写真作品だ。

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この二人のバレリーナがすごい。

♪イリーナ・ペレンはプリマバレリーナ。ロシアで放映されたパナソニックのテレビのCMに出演したのだが、共演者がなんと北野武というから驚きだ。

♪もう一人はマラト・シェミウノフ。昨年同ギャラリーで開催された彼の個展(絵画作品)では踊りのパフォーマンスまでサービスしてくれたのが記憶に新しい。

そして今回は写真家スビトラーナ・タルロワがこの二人を撮影したのだが、その造形感覚がバウハウスのシュレンマーあたりに似た趣きがあって楽しい。このギャラリーに行くと遠いロシアが身近に感じられる気がする。

江ノ島に遊びに行ったら、このギャラリーを覗くことを勧めたい。小田急・片瀬江ノ島駅と江ノ電:江ノ島駅とを結ぶ小径の途中、「晴れる屋」というラーメン屋の斜め向いにある。

2012年1月13日 (金)

風物詩:横浜北幸

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風物詩:品川富士

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2012年1月12日 (木)

2012 ともよあずさ

2012年1月11日(水)
New Year Concert 2012 ともよあずさ」(横浜みなとみらいホール・小ホール)に行った。

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私はこのユニットを追いかけている。それにしては全てのコンサート踏破は果たしていないのだが(苦笑)、今回のような「定期演奏会」的な演奏会には必ず足を運んでいる。そして今回は私が聴いた限りにおいて、これまでの最高の喝采を浴びたものだった。


私は「選曲評論家」とか「曲順評論家」などと称して演奏以外の点について感想を述べることがあるが、今回のコンサートはその観点からすると「一見、受けなさそう」な演奏会に見えた。


それはなぜかと言うと、聴衆に受けやすいと思われるポピュラーな曲を前半に並べ、後半は逆に芸術的要素が強く、渋くてとっつきにくい曲が集められたからだ。「曲順評論家」からすると前半の1曲、例えば「チャルダッシュ」あたりを後半の最後に持ってきて派手な演奏をし、拍手喝采で締めるのが望ましいというアドバイスをしてしまうだろう。


しかしこの二人はそうしなかった。さらに最後のサン=サーンスのソナタは、自分達の課題として大曲に取り組んだという側面も感じた。これは演奏者が向上心を持っているという点で応援したくなる一方、一つ間違えると「自分達のための発表会をコンサートに持ち込んだ」という批判を受けかねない。そういう意味で大きな賭けに出たとも言えるだろう。その点が少々心配だった。


ところが、サン=サーンスのソナタが終った瞬間、それは杞憂だったと悟った。演奏があまりにも見事だったので、このような地味な曲でも観客が心を動かされ、納得し、熱のこもった拍手を送ったのだ。二人の努力は大きな成果を生んだというわけだ。


私個人的には、最終楽章の後半、ピアノとマリンバがそれぞれ異なる音型を奏しながら音階を猛スピードで上下するところが見事だと思った。ハーモニーをきれいに保ちながら、このような高速でぴったり息を合わせるのはすごいと思った。


今回はこのサン=サーンスに限らず技術的に難しそうな曲が多く、全体としても演奏曲目が多かったので、事前準備が大変だったと推察される。これは私の勝手な想像だが、大震災の被災者を支援するために、まずは自分達が楽をせず努力を重ね、そのうえで成果を披露することで被災者も自分達も共に元気になれるという気構えを二人が持って練習に臨んだのではないかと思った。


そのような大変な努力があったので、今回のコンサートはこのように演奏に説得力があったのだろう。お疲れ様でした。

2012年1月10日 (火)

風物詩:横浜山手

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2012年1月 9日 (月)

日本の映画ポスター芸術

「日本の映画ポスター芸術」(東京国立近代美術館フィルムセンター展示室)に行った。

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「交差する《シネマ×絵画×グラフィック》というサブタイトルがこの展覧会の趣旨をよく物語っていると思う。《グラフィックデザーナー》が《シネマ(映画)》を題材にした《絵画》に取り組んだ成果が、すなわち映画ポスターだというコンセプトだ。

このコンセプトは、単に机上の空論ではなく、「日本アート・シアター・ギルド(ATG)」において若手デザイナーがポスター制作に起用された形で実際に具現していたという事が素晴らしい。

私は以前より宇野亜喜良、粟津潔、河野鷹思、和田誠、久里洋二といった凄腕デザイナーの作品が好きだった。また真顔で「好きです」とは言いにくい雰囲気があるのだが、横尾忠則の個性とセンスにはいつも感心していた。今回あらためて彼等の作品をまとめて鑑賞する機会を得て嬉しかった。

成果はもう一つある。常設展で観た荻野茂二の「AN EXPRESSION(表現)」と題された9.5mmの短編映画のビデオである。これが何と完全抽象なのだ。制作は1935年。カンディンスキーが抽象絵画を打ち出したのが1910年頃。それから四半世紀しか経っていない時に、この日本で映画の抽象作品が作られたことが驚きだ。

小渕陽童 富士吉祥展

「小渕陽童 富士吉祥展 いにしえとモダン、和と洋の融合」(art truth:横浜)に行った。

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この展覧会は作家の小渕陽童が考案した「創芸画」を披露するものだ。「創芸画」は造語で、切り取った布を並べて貼ることによって制作された平面作品を意味する。

会場ではこの「創芸画」を継承する作家・矢崎悠美(アトリエ陽童 代表)がその作り方を実演・解説してくれた。彫刻刀(あるいはそれに類する道具)で布をきれいに切り取るのが見事だった。また小さくて丸い形を切り抜く場合は、は型抜きのような道具でを使っていた。

案内葉書には「初夢」が採用されていた。初夢に出てきて欲しいと思うものが一同に介した縁起のいい内容だ。空を飛翔する鶴が、逆に一番下に配置されているのが面白い。また富士山は実際見える色と異なり、赤や茶色で形づくられ、それが新年の雰囲気を出していて良かった。

他には富士山の手前に並ぶ稲穂を描いた作品が楽しかった。これは架空の景色だと思ったが、あたかも実際にある風景のように見えて不思議だった。

なおこの「創芸画」の並べて貼る技法は、伊豆の小室山山頂にある「象嵌美術館」で観た木製の象嵌作品と類似していて興味深かった。また布を用いた絵画という観点では、故・荒木敏子の「布画」にも通じるものがあり、それらの記憶がシンクロし、豊かな味わいとなった

2012年1月 7日 (土)

サロンコンサート ~ベートーヴェンの弦楽四重奏曲~

2012年1月7日(土)
「サロンコンサート ~ベートーヴェンの弦楽四重奏曲~」(横浜市イギリス館)にチェロで出演した。

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仲間と組んでいるアマチュアの弦楽四重奏団「クワトロ・ロッソ」では目下ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲演奏に取り組んでいる。これまでに全16曲(ならびに大フーガ)のうち6曲をこなした。今回の2曲(第4番・第15番)を加えると、これでおおよそ半分の8曲をクリヤーしたことになる。

プロに比べるとアマチュアの技量が劣るのは当然のことだ。私たちも音程がピシっと決まらないなどの課題が山積している。ただお客様のなかには、そのような点に目をつぶり、音楽に対する情熱などを感じ取ってくれる人がいるようだ。例えばある人は「ベートーヴェンが乗り移ったようだ」という嬉しいコメントを残してくれた。

次は第9番「ラズモフスキー第3番」と第11番「セリオーソ」だが、果たしてどうなることやら・・・。

2012年1月 4日 (水)

風物詩:伊豆・第5楽章

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風物詩:伊豆・第4楽章

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風物詩:伊豆・第3楽章

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風物詩:伊豆・第2楽章

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2012年1月 3日 (火)

風物詩:伊豆・第1楽章

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