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2011年12月20日 (火)

2011 X‘mas チャペルコンサート

2011年12月19日(月)
「2011 X‘mas チャペルコンサート」(セント・ラファエル湘南教会《湘南クリスタルホテル》:神奈川県藤沢市)に行った。

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このチャペルはウェディング・セレモニーの会場として新しく建てられたものだ。そのためヨーロッパの伝統ある教会のような重厚さをイメージすると期待を外される。その代わり(古い建物には無い)式典を盛り上げる仕掛けが建物に施され、活用されていた。例えば大小多数のステンドグラスがバックライトを受けて輝いたり、暗転したり、前が明るく側面は暗く、その逆などの順列組合せでライティングの効果を出していたことなどだ。

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コンサートには「ステンドグラスの輝きとともに」、「キャンドルの きらめきの中で」という副題が付けられていたが、そのキャッチフレーズにマッチした演出が得られていたと思う。そしてこれは普通のコンサート会場で施される照明とは一味違った効果があるようにも思った。ただしステンドグラスはキリスト教の題材によって制作されたものなので、クリスマスキャロルなど、コンサートの内容もそれに合致したものでないと無理があるだろう。

演奏について書きたかったが、妻ジョアンナ(仮名)が出演したのであまり掘り下げたコメントはできない。ソプラノの右近史江が「私の名前はミミ」で存在感を示した。今後定番の歌になるのかな。テノールの藤田卓也が歌った「オーホーリィナイト」は圧巻だった。

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ところで日本には歴史に根ざした「県民性」というものがあるらしい。そして特定の県同士では、はるか昔の出来事に端を発した相性の善し悪しが話題になることが多い。さて右近と藤田は・・・。この二人の素晴らしい歌手のコラボは、そのような過去の因縁を払拭する力を持っている。震災で困った今年こそ、互いに尊敬・協力し合うことが必要だが、この二人のユニットにはそのシンボルのような存在になって欲しいと思っている。

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コメント

このコンサート江ノ電沿線新聞に掲載されていましたね。
気付いた時は、見逃してしまいました。
以前、湘南エールアンサンブルの中島先生に誘われて聴きに行きました。
今回は、右近さんが歌われたのですね。
残念です。伺いたかったです。
今年も残り僅かですが、どうぞ充実した生活を満喫して下さい♪

makikoさん、コメントありがとうございました。コンサートは満員で成功だったと思います。
右近さんはもちろん良かったのですが、共演したテノールの藤田さんがすごかった。ソット・ヴォーチェは綺麗だし、盛り上がった時の張りのある歌声も素晴らしかったです。
4月に向けてブラームスに励んでください。

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