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2011年12月22日 (木)

院展

「再興第96回 院展」(そごう美術館:横浜)に行った。この招待券もF君から頂戴したのだ。F君ありがとう。

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この展覧会は見ごたえがある。ハイレベルの作品が数多く展示されるので、観ていて飽きないし、充実感にひたることができる。そんな作品群の中で序列など付けようがないので、私にとって近しく思った作品の感想を書いてみる。

会場入口を入ってすぐ左に親しみある絵があった。♪宮廻正明の「天水」だ。

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この作家に関しては成城さくらさくギャラリーで店主から説明を受けたことがあり、それ以来「気になる画家」になっていた。舟の漁師が放った網であろうか、構成感があり色彩も美しい。この絵は展示作品ではなく、図録の表紙絵というだが観ることができて良かった。

展示作品で最もインパクトを受けたのはチラシを飾っていた♪宮北千織の「地の衣」だ。キュビズム風の画面分割の中に人物がさりげなく描かれている。構成感、色彩、散りばめられた花などの形状、すべてが好ましい作品だった。受賞は逃していたが、チラシに採用されただけのことはある。

もう一つ印象深かったのは「足立美術館賞」を獲得した♪吉村誠司の「陽光」。

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五角形のバックに楽しいアイテムが飛び回っている。構成感と幻想性を併せ持ち、かつ色彩が上品だ。こういう作品には弱いなあ。

半券に採用された♪福井爽人の「フロッテの灯」は淡い色調の中に童話の世界が広がっている。

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絵本の挿絵のようであるが、大人向けの絵画作品という品格も持っていて素晴らしい。

その他、注目した画家と作品を列挙しておく(五十音順)。
♪狩俣公介「風影」<奨励賞>:モノクロームの魅力満載。
♪染谷香理「wipe」<奨励賞>:素敵な女性が素敵な画面におさまっている。正直なところ、こういう魅力からは逃れにくいものがある。
♪手中道子「緑萌」(りょくほう):不思議な奥行き感。どうやってこの効果をあげたのだろうか?
♪松岡 歩「悠々」:画面いっぱいのマンボウ。微妙な色彩の変化が素晴らしい。
♪松岡美樹子「水煙」:幻想的なたたずまいが良かった。
♪松村公嗣「晨朝」:鮮やかな青地に白く輝く花。

他の作品にも好ましいものが沢山あったのだが、記憶があまり鮮明でないので残念ながら割愛する。決してそれらの作品の印象が薄かったというわけではない。

今後もこの展覧会は毎回足を運びたい。

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コメント

吉村誠司さんの作品集が去年の暮にでました。綺麗な色でとてもすばらしい画集です。

情報ありがとうございました。

吉村さんの作品は本当に美しいと思いました。素人なので、「美しい」とか「綺麗だ」など、形容詞しか書けませんが・・・。

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