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2011年11月29日 (火)

美術アーカイブ:1978年(14) フリードリッヒとその周辺展

このシリーズは1978年の途中で中断したまま月日が経ってしまった。これ以上放置するといつまでも先に進まないので、この辺で細々と再開しようかと思った。

「フリードリッヒとその周辺展」(東京国立近代美術館)は感動的だった。この頃既に私の抽象偏愛は始まっていたと思うのだが、この展覧会はその偏重をたしなめるかのような迫力を持っていた。

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日頃、赤い夕日など大自然の美しさに触れる機会がある。そしてその神秘な美しさは絵画より深いものがあると感じている。しかしフリードリッヒの描く自然は美しいと同時に強く、厳しい。その作品は絵だとわかっていても、あたかも大自然の脅威を前にしたかのような力を持って迫ってくる。

大自然そのものと同等の強い感動を与える作品を描いてしまうというのは、フリードリッヒにそれだけの力量があるからだろう。このような素晴らしい作品を前にすると、抽象好みの私も具象作品に敬意を払わざるを得ない。

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