« 横トリでの即興演奏 | トップページ | ムジカポルト第17回演奏会 »

2011年10月12日 (水)

横トリ:新・港村

前の記事では即興演奏のことを書いたが、その場所「横浜トリエンナーレ2011」の会場の一つ「新・港村」では「来場者」としてアート鑑賞も行ったのでその記録を残しておく。

***

即興演奏の基地「最後のテレビ」の発信地である♪毛原大樹のブースについては未掲載の写真を紹介しておこう。ブースの前面で、「1チャンネルで放送」などの説明文が見える。

Dscf1375

会場のあちこちに置かれた旧式テレビの未掲載写真はこちら。アンテナがいかにもそれらしく伸びている。

Dscf1392

***

一見の価値があると思うのは、オーストラリアから来たアーティスト♪Sarah Goffman の作品だ。

Dscf1403

ただの畳に見えるが、添えてある紙片に書かれた言葉「THIS IS A DRAWING」に注目されたし。これは本物の畳ではなく、ダンボールに描いた絵なのです!

彼女は廃品のペットボトルを回収し、彩色することにより琳派の流れを汲むと思われるような作品を作っている。

Dscf1391

これはそれらが配置された一角の全景。何となく呪術的、祭儀的な雰囲気が漂う。

Dscf1390

彼女の出身地オーストラリアに関しては、アポリジニーのアーティスト エミリー・ウングワレの話をしたら「素晴らしい芸術家だ」喜んで話に乗ってくれた。

***

最初は耳が爽やかな音をキャッチし、続いて目を楽しませてくれたのは♪松本秋則の「サウンドオブジェ」だ。主として竹を使って組み立てられた音の出るオブジェが天井から吊るされ、爽快な世界へと誘ってくれた。

Dscf1386_2

上の写真の作品をモビールに例えるなら、床に置くタイプの作品は「ステーブル」と呼びたくなる。

Dscf1385_2

本物の太鼓に似せて作ったいくつかの作品を並べたものもあった。可愛らしい。

Dscf1387_2

***

その他のアーティストをすべて同列の深さで紹介することは困難だ。見落としなどがあることを認めた上で、目についた作家と作品を五十音順に紹介しよう。

♪浅井裕介の部屋を外から覗くと、何やら不思議な絵が・・・。

Dscf1425_5

これは狐のように見えるが、装飾的かつ呪術的で個性に溢れている。

Dscf1406_3

♪牛島達治の「汎用動力研究所」はネーミングの勝利だ。「永久運動機械」みたいな、どこか怪しげなところがたまらない。

Dscf1378

♪開発好明(かいはつ よしあき)の「未来郵便局」は発想がいい。でもそれよりアーティスト本人の名前「開発」がいい。芸名ではなく本名というから驚きだ。会社勤めの技術者だったら面白いだろうな。客先プレゼンでまず自己紹介「開発部の開発です」なんてね。

Dscf1379

♪櫻井かえでの立体作品は人工物と動物のハイブリッドな感じが楽しい。これはベンチか動物か?

Dscf1421

♪白井美穂・♪佐藤澄子の「コトバー」も同様だ。「展覧会場にバーがあってもいいじゃないか」。

Dscf1417

♪滝沢達史の作品は小さい。うんと近づいて見ると牛が輪になっている。フィギュアも集まりゃアートなりけり。

Dscf1418

♪南雲由子の「美容室」は本当にヘアカットを行う理髪店だ。「展覧会場に理髪店があってもいいじゃないか」的な発想と実行力が頼もしい。

Dscf1424_2

♪三好剛生が作るペンギンの群れは、顔の向きがまちまちだ。円形の秩序の中の無秩序が面白い。それが狙いなのだろうか。

Dscf1420_2

これらの若いアーティストが今後どんな活躍をするだろうか。楽しみだ。

« 横トリでの即興演奏 | トップページ | ムジカポルト第17回演奏会 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163862/42475359

この記事へのトラックバック一覧です: 横トリ:新・港村:

« 横トリでの即興演奏 | トップページ | ムジカポルト第17回演奏会 »

最近のトラックバック