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2011年9月12日 (月)

横トリ:横浜美術館

「横浜トリエンナーレ 2011」の主要会場の一つ「横浜美術館」に行った。

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既に高名であるが、♪杉本博司のコーナーには呪術的、祭典的な雰囲気が漂っていた。これは杉本の持ち味であり、彼のセンスが通常のアーティストと一味違うことを示している。

♪横尾忠則の「Y字路」シリーズも有名だが、今回展示された最新作は黒を基調とした暗さが際立っていた。しかしY字路は行く人に二者択一を迫るものだから、色調が明るくても迷いの念を湧き起こさせ、一種の心象風景となり得ると個人的には思う。だからここまで暗い色にしなくてもいいんじゃないかなあ、と思うのである。

全体的な展示の仕方として、例えば♪ブランクーシの「空間の鳥」など所蔵作品を適度に散りばめ、トリエンナーレ出展作品と混ぜ合わせるというやり方が見られた。私はたまたま「空間の鳥」が大好きだから良かったが、所蔵作品には頼らず公募作品だけで埋め尽くしたほうが良かったと思った。所蔵作品の分だけ公募作品のためのスペースが多く取れるから。

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コメント

たしかに呪術的、祭典的な雰囲気ですね。ぼくはすなわち「原始時代」をかんじたのです。
呪いもお祭りも、当時の人間の生活の中で必須な生の表現の場であったのではないかと。
プリミッティブってやつですか。

Hiroki Teeさん、コメントありがとうございました。

そうですね、確かにプリミティブというほうが的確かもしれません。そして杉本のすごいところは、頭で考え、意図的に題材を選び、それらを構成しても、自然に根ざした作り物でない感じが表出するあたりなんですね。これは天才の技ではないかな。

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