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2011年8月21日 (日)

美術アーカイブ:1978年(11)デュフィ展

「生誕100年記念 デュフィ展 フランスの叙情 色彩の音楽」(西武美術館)を振り返る。

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私は一般的には軽妙洒脱と評される芸術家や作品をあまり好まない。音楽ではプーランク、フランセなどがこのタイプに該当する。絵画ではロートレック、ビュッフェなどである。しかしデュフィに関しては、軽妙洒脱ではあるが惹かれるものがありその魅力から逃れることは難しい。

例えば「赤いヴァイオリン」は、いかにも定番という感じで本来なら敬遠するタイプの作品なのだが、大好きだ。淡いピンクの背景に赤と黒の単純明確な対比。これだけでこのような見事な作品が出来上がるのはすごい。

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そして「青いモーツアルト」。この絵葉書は米国某所から婚約時代のジョアンナ(仮名)に送ったものだ。マティスの色彩構成を想起させるものがある。

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「オーケストラ」という作品もある。洒脱な線刻と最小限の上品な色彩が効いている。そして余白の使い方は東洋美術に通じるものがある。

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なお残念なことに上記の3つの作品はどれもこの展覧会には出展されていなかった。これらは後日入手した絵葉書である。ただ当時は、私の好むこれら3作品が無くても、デュフィというアーティストの魅力を充分認識したように記憶している。

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