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2011年7月21日 (木)

原 善伸 ギターリサイタル

2011年7月20日(水)
「原 善伸 ギターリサイタル」(横浜みなとみらいホール 小ホール)に行った。演奏者の後輩にあたる友人M君が誘ってくれたのだ。

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私はギターの演奏について何もわからないのであくまでイメージしただけだが、楽譜に忠実に丹精に心を込めて弾く人、という印象を受けた。

冒頭のヘンデルから2曲目のフェルナンド・ソルにかけては、ストイックな弱奏が続いた。観客席で何か少しでも音を立てると、演奏の邪魔をしてしまうので、緊張感が漂った。その後のカタルーニャ民謡の編曲2曲で緊張をほぐし、前半を終えた。このプログラム構成はなかなかいい流れを作っていたと思った。

後半の最初にトゥリーナの曲が3曲並べられた。今回のリサイタルで最も注目した作曲家である。なぜって、あのヴァンサン・ダンディの弟子だからだ。そしてダンディといえば、あのセザール・フランクの高弟。およそギター音楽とはほど遠い世界だ。そのような厳格そうな空気の中で学んだのに、トゥリーナの曲は逆に明るくてみずみずしい。これは厳しい勉強への反発力なのか(笑)。

演奏的に最も研鑽の跡が感じられたのは、イルマルの「バーデン・ジャズ組曲」だ。旋律の流れによどみが無かったから。ポジション移動などで流れが切れるかな、と思う箇所でもリズムが停滞せず、常に前へ前へいっていたのは素晴らしいと思った。

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アンコールの曲では、演奏技術のデパートと言っても過言ではないような多彩な技巧が披露された。私がイメージできなかったのは、小太鼓の音を模した箇所だ。どうやって弾いていたのかわからない。ギターを弾く人ならわかるのだろうけど。

M君、お誘いありがとう。

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