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2011年6月 9日 (木)

今日の英語: 取り組み

「推進」と並んで英語に訳しにくい言葉が「取り組み」。これほどやっかいな日本語はあまり多くない。

平易で実態に即した訳語は♪「activities」ではなかろうか。「活動」という意味だが、現実の社会では真面目に取り組んでいるならば活動しているはずだから、まあ許容される訳だと思う。

また「重点的な取り組み」を♪「priority measures」と訳した例もある。これも実態と合致している点で受け入れてもらえそうだ。

「自主的な取り組み」を♪「autonomous efforts」というように「effort」という単語を使った例も見られる。努力ということで、これは日本語原文にイメージが近いかもしれない。

会社が経営方針を打ち出す資料では「全社的な取り組み」という言い方をすることが多い。これは♪「corporate initiatives」という訳例がある。

一方、「取り組み姿勢」となると♪「approaches」という違った方向の訳になってくる。どちらかと言うと、「姿勢」が前面に出ている感じがする。

「取り組み状況」は単に♪「progress」で済ませるのがかえって良い訳だと思う。progress of xxx でもいいのかもしれないが、前後関係によるだろう。

以上で6通りの訳し方を列挙した。とりあえずこれらの表現を使い回しすれば普通の文章を英訳するには困らないと思う。もっと他にもあると思うので、我こそと思う方はぜひご教示ください。

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コメント

 ジョバンニさん、かなり高度の時事英語レッスンありがとうございます。英語の和訳はほんとに難しいようで、テーマの背景がしっかり理解できているからこそ適切な言葉が出てくるのでしょうね。
 以前、IECの委員会で医療機器の安全規格の作成に携わったことがありますが、shallとshouldの使い分けについて厳しく指導されたことを思い起こしました。

coosukeさん、コメントありがとうございました。shallとshouldを使い分けるなんて達人の領域ですね。困ったときはご指導頂きたいです。

和文英訳で最大の難語は「考えておきます」とか「前向きに検討します」でしょうか。でもこれらは「I will not do anything about it.」になってしまうのかな(笑)。

ジョバンニさんが仰るように、日本文化の醸し出す曖昧模糊とした言い回しの英訳は、特に同時通訳者の悩みの種でしょうね。
shallとshouldの使い分けで意外だったのは、shallの方がshouldよりも遵守の度合いが上位であったことです。言われるまではてっきりshouldがもっとも厳しいと思い込んでいました。単なる勉強不足のせいかも知れませんが(笑)。
お断りしておきますが、私はジョバンニさんのような英語の達人ではありません。

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