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2011年6月20日 (月)

蕗谷虹児展

2011年6月20日(月)

まずこの絵を観て戴きたい。キュビズムの画家の作品か、あるいはオルフィスムのドローネー描くエッフェル塔か、でもオルフィスムにしては色彩がないなあ・・・などというのが自然な印象ではないだろうか。

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妻(仮名ジョアン)と行った「魅惑のモダニスト 蕗谷虹児(ふきやこうじ)展」(そごう美術館:横浜)は、画家・蕗谷虹児の懐の広さを知る機会を与えてくれた。

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冒頭に示したキュビズム風の作品は「巴里の散歩」。渡仏2年目の作品だ。蕗谷はこのようにフランス近代美術から様々なものを学んだ。しかし基本となるスタイルは通奏低音のように脈づいて流れている。チラシ裏面には当時の少女たちを楽しませたであろう女性像がいくつか紹介されている。一般的に蕗谷虹児と言えばこれらのようなスタイルを思い起こさせるであろう。

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展覧会を最初から最後まで鑑賞して感じたのだが、蕗谷の作品は彩色を施されていないモノクロームのほうが好ましく思えた。アール・デコ調であるが、背後にある構成感は堅固である。セザンヌが構成してフォーゲラーが女性を描くという夢のようなコラボを単独でやってのけた感がある。

蕗谷虹児という画家がこれほど素晴らしい成果を遺してくれていたとは知らなかった。

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