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2011年5月 8日 (日)

吉川正道展

2011年5月7日(土)
「吉川正道展」(茅ヶ崎市美術館)に行った。

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「陶思考 Part Ⅱ -わが思い、わが心の茅ヶ崎―」というサブタイトルが示すように茅ヶ崎出身のアーティストだ。茂原 淳の個展会場から近くなのでハシゴした次第。

同美術館は「高砂緑地」の中にある。

Dscf0497

緑地に入ると茶室「松籟庵」があり、その庭園には吉川正道の球体の作品が出迎えてくれた。今回の展覧会は美術館の内部だけでなく、敷地内でも開催されているのだ。

Dscf0498

坂を上ってゆくと美術館とともに次の球体の作品が見える。

Dscf0489_2

横から観て、

Dscf0490

そして正面から観る。時間の経過と空間の移動が加味され、鑑賞のあり方を重層化している。

Dscf0488

会場に入ると、コンペに勝ち抜き中部国際空港に設置された作品と同等の作品も展示されていた。つい2日前、蒲郡からのクルーズで同空港に立ち寄ったばかりだったので、そのシンクロ性に感じ入った。

個人的には「盤」という作品シリーズが気に入った。楕円形のお盆のような形状で、会場では壁に垂直に架けられていたので見やすかった。楕円の中を十文字に仕切る2本の直線に、長方形などの模様が2つ3つ施され、全体としてほのぼのとした印象がある。クレーの絵画か、猪熊源一郎の「顔」シリーズのようなたたずまいだ。

また40分にも及ぶビデオを観たが、制作から搬入・据付にいたる過程を追う一種のドキュメンタリー・タッチで面白かった。芸術性を追求する行為だけでなく、作品を運ぶトラック、空港まで移動するシャトルバスなど、日常・現実的な側面も併せて見ることにより、アーティストの生き様がよく表現されていたと思う。

屋外展示やビデオを含め、全体の企画・構成がよく出来た展覧会だったと思った。

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