大矢素子 オンド・マルトノ
2011年5月17日(火)
「大矢素子 オンド・マルトノ」(東京オペラシティ リサイタルホール)に行った。
注目したのはトリスタン・ミュライユ作曲 2台のオンド・マルトノのための<マッハ2,5>だ。プログラムの解説が内容を良く表しているので引用する:
和音の構成音を『超高速』で入れ替えて打鍵することにより『擬似ポリフォニー』を作り出している。
まさにその通りだと思った。バッハの無伴奏ヴァイオリンの曲などで同様の効果を狙った部分を想起させる。それがこの曲の特徴であり、魅力である。私はオンド・マルトノのために作曲をしようとは考えていないが、広い意味で創作のヒントになった。
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