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2011年5月28日 (土)

川端 実 展

2011年5月28日(土)
「生誕100年 川端 実 展  東京・――・ニューヨーク」(横須賀美術館)に行った。

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私はこの画家を知らなかった。日頃より抽象絵画を好むと言っていながら、このような素晴らしい抽象画家について知識が無かったのは恥ずかしい限りだ。

私のような素人は、こうして自分にとって新しいアーティストを「発見」し、それを拡大解釈して「発掘」したという妄想を抱くことがあるのではないか。それに対して専門家は勉学と美術界をウォッチすることにより、網羅的な知識を得ているからこれに類した「発見」、「発掘」は少ないと思う。

ある意味(負け惜しみなのだが)素人のほうが発見・発掘が多いぶん、専門家より楽しみの度合いが強いかもしれない。

Dscf0631

チラシに採用された「祭り」は西洋的な「熱い抽象」と東洋的な「余白の美」の両方のセンスが混ざった感じがした。そしてそれゆえに好感を持てた。やはり私は日本人なんだなあと思った。

半券に使われたのは「ガラス工場」。

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ガラス工芸に縁のある私は、この絵を観てガラス工場を見学した時の思い出と重ね合わせてみた。暑い作業場での汚れた仕事の様子が抽象的表現に昇華され、綺麗で美しく見えている。芸術とは何かというところまで意識が飛んでゆきそうだ。

そして音楽ライター・ハシビロコウさんに送る絵葉書は「リズム・茶」。

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音楽関係者は音楽のイメージを内包した作品を喜んでくれるだろうと勝手に思い込んだ。

往きも帰りも通る若林奮の「VALLEYS」が雨に濡れて美しい光を放っている。

Dscf0628_2

草陰にひっそりと置かれた銘版そのものがアートのようだ。

Dscf0630

この作品と銘版を観るのは、横須賀美術館を訪れる際の楽しみのひとつである。

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