« 音楽アーカイブ:大学~岩竹徹 | トップページ | 李 禹煥と韓国の作家たち »

2011年5月20日 (金)

音楽アーカイブ:大学~バロック音楽

バロック音楽の同好会ではチェロで通奏低音を弾く機会が多かったが、これが楽しかった。高音の旋律楽器が奏するメロディーに対し、複旋律で同等に渡り合ったり、対旋律で相手を引き立てつつ自分も音の動きを楽しめたからである。古典派以降の音楽ではなかなかこの楽しみ方ができない。

問題は、この同好会では「ゲンダイオンガク」にアレルギーを持つメンバーが多く、一部の友人を除くとひたすらバロック音楽ばかり取り組んでいたことだ。だから通奏低音の演奏は楽しかったが、現代曲から遠ざかるのが残念だった。吉村弘と即興したり、「現代音楽を楽しむ会」を聴きに行ったりしたのはその穴埋めだったと思う。

古い音楽ではバッハの「フーガの技法」を至高の芸術と思った私は、チェルニー校訂のピアノ独奏版の楽譜を3冊買い、1冊は自分用で、残りの2冊を同好会の友人に渡した。この曲の素晴らしさを共有したかったからである。自分では第19曲(あの未完のフーガ)を練習し、ある程度は弾けるようになった。

このように、大学時代はバロック音楽と現代音楽という両極を愛好した。それに対し、それらの間の時代に作られた音楽(ベートーヴェンやロマン派など)は、つまらないので忌避していた。ただしベートーヴェン晩年の弦楽四重奏曲とシューベルトの歌曲は例外である。もっともシューベルトの歌曲は「歌」としては接していなかったようだが・・・。

« 音楽アーカイブ:大学~岩竹徹 | トップページ | 李 禹煥と韓国の作家たち »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/163862/40065795

この記事へのトラックバック一覧です: 音楽アーカイブ:大学~バロック音楽:

« 音楽アーカイブ:大学~岩竹徹 | トップページ | 李 禹煥と韓国の作家たち »

最近のトラックバック