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2011年5月29日 (日)

美術アーカイブ:1977年(2)エルンスト展

「エルンスト展」(西武美術館)を観て、シュルレアリスムへの愛好度はキュビズムと同じぐらいに高まった。

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同じシュールでも画家によってタイプが異なるのが嬉しい。ダリはダブルイメージ、キリコは誇張された不思議な遠近法、デルヴォーは夢の中のストップモーション、マグリットはユーモアと機智などが面白さのポイントだ。

ではマックス・エルンストの場合はどうだろうか?私はモノトーンの版画「百頭女」などにおける「見立て」によって原初的な好奇心・恐怖心を蘇らせる手法がたまらない。これは「受胎告知」。

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もちろん「都市の全景」など彩色された絵が放つ不可思議さも味わいがある。

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一方エルンストには「詩人の笑い」に込められたようなユーモアも散見されるので、シュールの各アーティストの特質を一言で言い表すのは難しい。

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このようにエルンストの作品には多面的な要素があり、それがエルンストの魅力となっていると思う。

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