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2011年5月24日 (火)

美術アーカイブ:1976年(6)パウル・クレーとその友だち展

パウル・クレーの展覧会は数回観ているが、それぞれの企画が個性豊かで面白い。この「パウル・クレーとその友だち展」(神奈川県立近代美術館)は、読んで字の如くクレーとその仲間たちの作品を集めて展示したものだが、クレーの影響が色濃い作品もあれば独自の路線を歩んでいる作品もある。そのように、求心的でありかつ拡散的というのが美術展の興味を広げてくれるように思う。

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クレーの周辺ですぐ思いつくのはヴァシーリー・カンディンスキー、フランツ・マルク、ガブリエレ・ミュンターで、これらの作家の作品は勿論展示されていた。

オスカー・シュレンマーもバウハウスの盟友で円をつないだような太めの人間像を思い出すが、この展覧会では一味違った作品を観ることができた。題して「パウル・クレーに捧げる」。カリグラフィーの構成感がたまらない。

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私は存在を知らなかったのだが、オットー・ネーベルの作品はクレーとそっくりである。この「城郭のある街の眺め」なんかクレーが描いたと言っても通るだろう。

Photo

そして我が愛するライオネル・ファイニンガー。これは「海の風景、ペパーミントの港」。もっとも私がファイニンガーの作品を熱愛するようになったのは、もっと後のことだったのだが・・・。

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今、当時の図録を読み返してみて、やっぱりクレーはいいなあと再認識した。このウン十年間、クレーへの思慕は全く変わっていない。このようなアーティストがいてくれたおかげで私の人生はずいぶん豊かになったと思う。

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