2011年3月5日(土)
「史音の会」(レスプリフランセ:鵠沼)に行った。藤原歌劇団のオペラ歌手・右近史江先生の門下生の発表会だ。史音は「ふみね」と読む。これは史江先生を囲んで音を発するという意味だと思う。私はチェロでほんの2曲ばかりチョイ出の伴奏を弾いた。
では専門(?)の「曲順評論」に入ろう。前回(昨年1月)の史音の会では「前半が歌曲、後半がオペラアリア」という内容主体の構成になっていた。このやり方の意欲的なところは、初心者とベテランを均等配置した点だ。つまり前半にも後半にも、初心者とベテランが共存するという形なのだ。
これに対して今回は第1部が初心者、第2部が上級者ならびにゲストという構成になっていた。世間一般では、今回のような配列のほうが多数派であろう。特におけいこ発表会ではこの構成が定番だ。今回はその定番配置に戻したわけだ。
構成の可否を論じるのは難しい。それぞれ一長一短があるからだ。発表会という性格上、観客は関係者に限定されるから、初級者の演奏にも寛大で、愛情をもって聴いてくれるだろう 。そういう観点からだと前回のような構成も悪くないと思う。初級者もヤル気が増すであろう。
しかし、後半に優れた演奏者を置き、最後に向かって盛り上げてゆくと、カンケーシャといえどもやはり楽しいだろう。そういう理由で、今回の定番配置は無難な線に思える。
結論は出せないが、このように毎回プログラム構成に手を入れ、変化をもたせるのは素晴らしい試みだと思う。右近先生、今回もお疲れ様でした。
拙ブログは演奏評論を目的としないので、ゲストの演奏について具体的なことは書かなかったが、伊豆原孝(バリトン)、小川智子(ヴァイオリン)、鈴木沙南惠(ホルン)、土門洋(ヴィオラ)、林紀子(ソプラノ)<五十音順・敬称略>はみな素晴らしい演奏だった。
妻(仮名ジョアンナ)は全曲のピアノ伴奏を担当した。お疲れ様。また最後に一言、レスプリフランセは素晴らしい店だ。雰囲気もいいし、響きも悪くない。
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